新生活の注意。急激な体重の増加や減少は危険!

うつ病を知る

男性にとっても女性にとっても、急激に体重が変化してしまうのはショックなできごと。痩せるならともかく太るのは嫌! と思う人も多いでしょうが、突然痩せてしまうのもけっこう怖いことだと思いませんか? 実はこういった体重の変化は、新生活が始まって一段落する頃、5月くらいに起こることが多いのです。単なる食べ過ぎと運動不足の積み重ねだと思っている人も多いかもしれませんが、そこには生活環境の変化からくる心の動きが大きく関係しています。

ストレスによる急激な体重の増加や減少は病気の可能性を疑う

新生活につきもののストレス

学校を卒業し、初めて社会に出る新社会人の生活は、これまでとは全く異なるフィールドで始まります。どんな仕事が与えられ、それに対して自分はどう応えられるのか。希望や期待といったものも強く感じることでしょうが、やはり不安も大きいはず。環境の変化に対して、まったくストレスを感じないという人のほうが珍しいでしょう。どれだけ楽しみに思っていても慣れない作業にはストレスがつきまといますし、生活リズムが少し変わるだけでも影響を受けてしまいます。このストレスが、実は食事や、それに伴う体重の変化にも影響を与えているのです。

糖分がもたらす効果

普段の食事への影響ももちろんありますが、ストレスが溜まると間食、特に甘いものを口にすることが多くなります。なぜ甘いものを食べたくなるのか。これには、きちんと医学的な根拠があります。

甘いものを食べると、脳内ではエンドルフィンという物質が分泌されます。エンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれているもので、モルヒネの6.5倍もの鎮痛作用があります。これにより、精神的なストレスが解消されるのです。また、甘味にはブドウ糖が含まれていますが、これは血糖値を上げると共に脳のエネルギーになり、頭の働きを助けます。こういったことから、疲れた身体は甘いものを欲するようになります。

しかし、いくらこういった効果があるとはいえ、間食に甘いものを食べ過ぎると当然ながら糖分の過剰摂取となり、体重はみるみる増加していきます。疲れているときに誘惑に逆らうことは難しく、ストレスが落ち着く頃にようやく食べ過ぎに気が付きます。その落ち着く頃が、だいたい5月頃なのです。

過剰な症状には要注意

単に食べ過ぎただけというのであれば、体重を落とす努力をすることで元の体重に戻ることもできます。一時的なストレスだけが原因なら、新生活に慣れれば自然と収まることもあります。しかし、それが続いたり、あまりに激しい場合には、別の原因を疑う必要もあります。

考えられる原因としては、過食症やうつ病などがあります。体重が増える要因は大きく二つあって、一つは摂取カロリーの増大、もう一つは消費カロリーの減少です。摂取カロリーの増大は摂食コントロールが利かなくなっている場合があり、過食症の危険があります。消費カロリーの減少は気分の落ち込みが影響していることがあり、この場合はうつ病の疑いがあります。どちらも放っておくと致命的な事態に陥る可能性のある病気であるため、少しでも疑いがある場合にはすぐに対処しなければいけません。医療機関を受診したりカウンセリングを受けてみたりと、放っておくことのないようにしましょう。

まとめ

最近太ったんじゃないか。そう思ったとき、真っ先に疑うのは偏った食事や運動不足でしょう。これらは確かに太る原因としては一般的なものですが、今回ご紹介したようにストレスが原因で太ってしまうこともあります。ストレスが原因の場合、放っておくとうつ病などの心の病気に発展してしまうこともあるため、症状の動向には目を光らせておきましょう。

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