大学生がうつ病になりやすい7つのきっかけと対処法

うつ病を知る

生命として誕生し、その後、数々の教養や文化を身に付け、社会人として成人するまでの道のりは長いものです。その道のりも、大学へ入学すると、大人への道のりが一段落ついたかのように感じます。肉体的に成熟し、精神的には落ち着き、ある程度の分別も身に付けています。自分で判断できる範囲や、行動範囲、交友範囲も一気に広がります。多くの人は、キラキラと充実した学びの毎日を送ることができるでしょう。

その反面、近年の大学生は、人知れない苦労もしています。社会状況が変化し、大学生を取り巻く状況も刻々と変わってきています。全般的に、大学卒業後の進路は厳しさを増しています。そのため、以前に比べて、大学生は、将来への漠然とした不安を抱きやすいのです。このような不安に加えて、具体的な悩みが重なったとき、抑うつ状態を伴った深刻なものになることがあります。

授業への出席がままならなくなったら要注意。対処にかかろう

大学生がうつになりやすい7つのきっかけ

大学生の悩みがうつなども伴った深刻なものとなりやすい背景に、次の7つのきっかけが考えられます。

  1.  学級や学年などの人間関係でなじめないこと
  2.  部活やサークル内での対立やもめごと、運営に関しての悩み
  3.  生活リズムの崩れ
  4. アルバイトに関する悩み
  5. 失恋や恋愛関係の悩み
  6.  レポートや卒論などの単位修得へのプレッシャー
  7. 就職活動にまつわる悩み

上記のような出来事をきっかけに、夜眠れない、朝起きられなくなり、授業に思うように出席できなくなってきたら危機サインです。以下の3つのポイントで自分の生活を立て直して、悪化を防ぎましょう。

その1:人間関係は「広く浅く」と「狭く深く」を使い分けて

大学のクラスやサークルになじめなかった場合は、大学生活の時間の自由さを利用して、幅広く外の世界にも友達を求めてみましょう。世の中に気の合う人はたくさんいます。まずは、浅く広く関係を作っていきましょう。その一方で、人間関係があまりにも広く浅くなりすぎても疲れが生じます。仲良くなりたい人には、思い切って徐々に心を開いて話していくようにすると、無理なく、深く付き合える人が増えていきます。

その2:生活のリズムと生活のバランス配分を整えよう

気分を必要以上に落ち込ませずに、豊かな学びをするためには、生活のリズムを整えることが大切です。大学入学をきっかけに単身生活になる人も多いですが、その場合、自分の生活リズムを確立することに自分のエネルギーの3割は使うようにしましょう。そうすると、自分のペースを作り上げやすくなります。

また、サークル、アルバイト、学業の配分はいかがですか。特に、アルバイトについては、長引く不況で社会の余力が少なくなり、少ない人数でたくさんのお仕事をこなすようになっています。そのため、アルバイトに重い責任を担わせる事例が多く見られるようになり、学業生活を配慮してくれるようなアルバイト先は減ってきています。学業生活を犠牲にすることの無いように、しっかりと要望を伝えていきましょう。

その3:周囲の手助けを求めて一緒に考えてもらおう

大学生となると、一気に世界が広がり、自分の力が強くなったような感覚も持てますが、社会的にはまだまだ未熟で、経験不足による失敗も逃れられません。そして、そんな未熟さゆえに失敗をしても、まだまだ周囲も寛容で手助けをしてくれる人はたくさんいるのです。なるべく早い段階で相談に乗ってもらえそうな身近な人にSOSを出して、適切な対処を一緒に考えてもらいましょう。また、多くの大学では学生相談室という相談窓口を作っているので、それを活用することもできます。必要があれば、医療機関の紹介もしてくれます。

応援してくれる人たちに、上手に頼り、たくさんの苦難を乗り越えていきましょう。数年後に、「宝物」だと思えるような、きらめいた学びができていますよ。

まとめ

大学生は、大人として心身ともに成熟してくる時期ですが、この時期ならではの悩みもあるので、知っておく必要があります。男女関係も含めた人間関係、生活リズムの乱れ、アルバイトに関する悩み、学業や就職に関するプレッシャーなどです。気分の落ち込みなどが強い場合は、メリハリのある人間関係、生活リズムを整えること、周囲に助けを求めることなどの対処で、深刻な状況にならないように気をつけましょう。

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