「同僚がうつかも?」と思った時の対処法とは

うつ病を知る

元気がない同僚を見て、もしかしてうつ病かも? と心配になることがあるかもしれません。そんなとき今回紹介するサインが出ていないか確認してみてください。

うつ病特有の「私の嘆き」サインでチェックし、早めに声をかける

「私の嘆き」サインはうつ病の兆候を示している

「同僚がうつかも?」と思ったら、「私の嘆き」サインでうつ病の兆候をチェックしてみてください。「私の嘆き」サインとは、うつ病の代表的な兆候を語呂合わせにしたものです。これらは仕事のパフォーマンス低下に影響することばかりです。

●「私の嘆き」サイン

 

  • 「わ」…… 忘れっぽくなる

 

  • 「た」…… 退職したいと言い出す

 

  • 「し」…… 失敗が増える

 

  • 「の」…… 能率が低下する

 

  • 「な」…… 泣き言を言う、涙もろくなる

 

  • 「げ」…… 元気がなくなる

 

  • 「き」…… 勤怠問題が増える(遅刻、早退、欠勤など)

 

うつ病になると、注意力や判断力、記憶力が低下するため、順序立てて仕事ができなくなったり、重要事項を忘れてしまったり、文書の文字は追えても頭に入ってこないということが起こります。つまり、「忘れっぽくなる」「失敗が増える」「能率が低下する」というパフォーマンスの低下が起こります。

「勤怠問題が増える」というのもサインの一つです。他のサインと比べて分かりやすいことが特徴です。「1回の遅刻くらい」と見過ごさないで、サインと捉えることが大切です。

このような状況が続く中で、本人は「周囲に迷惑をかけて申し訳ない」と罪悪感が強くなり、やがて「退職したい」と考えるようになることがあります。

これらのサインに気付くためには、「いつものその人らしさ」を知っていることが必須です。「いつものその人らしさ」と違うから、それがサインになります。たとえば、いつもミスばかりする人が今日もミスしたというのはサインにはなりませんが、ほとんどミスしない人のミスが増えることはサインと言えます。

 

声をかけて、話を聞く

「私の嘆き」サインにいくつか当てはまったときは、声をかけて話を聞いてあげてください。声をかける人が構える必要はありません。風邪で具合が悪そうな人に声をかけるようなイメージで自然に「大丈夫?」「何か力になれることはある?」などと声をかけてみてください。

その上で、「いつものその人らしさ」と比べて違うと感じる点を伝えて、本人の気持ちをじっくりと聞いてあげてください。話を聞く際は、無理にアドバイスをする必要はありません。豊かにあいづちを打って、「そうか、そうか」「そうなんだね」「それはつらいね」と気持ちを受け止めてあげるだけで十分です。

 

相談窓口や専門家に相談することを勧める

話を聞いてあげた後は、今の状況を改善するための方法を一緒に考えます。その一つとして、上司、産業医、社内カウンセラー、人事担当者、社外相談窓口などに相談してみることを勧めてみてください。いきなり精神科や心療内科の話をすると抵抗感を示すことがありますので、まずは上記の相談先に相談をすることを促してみてください。その後、できれば相談したかどうかを何気なく聞いてみて、これからも力になることを伝えてください。

 

まとめ

 

    1. 同僚がうつかも?と思ったら、「私の嘆き」サインでチェックしてみる

 

    1. サインをチェックする際は、「いつものその人らしさ」との比較をする

 

    1. 「私の嘆き」サインにいくつか当てはまるのであれば、声をかけて話を聞く

 

    1. 話を聞いてあげた後は、一人で抱え込まず、相談窓口や専門家に相談することを勧める

 

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