幸せなのになぜ? マリッジブルーに陥る原因とは

うつ病を知る

結婚という幸せな出来事の影からひっそりと忍び寄るマリッジブルー。マリッジブルーは心にも身体にも影響を与えるもので、様々な症状に悩まされることになります。特に女性はマリッジブルーに陥りやすく、これが原因で破局に追い込まれてしまうことも。

マリッジブルーを克服するためには、まずは原因を探ることが大切です。原因を知っていれば気の持ちようも変わりますし、どうすればいいのか対応策も考えることができます。そこで今回は、マリッジブルーの原因についてご紹介します。

マリッジブルーを生み出すさまざまな原因

女性がマリッジブルーに陥りやすいのは何故?

冒頭でもお話ししたように、マリッジブルーは女性が陥りやすいものです。もちろん、男性には無縁であるというわけではありませんが、女性の方が多いという調査結果がでています。女性のほうが多いのには、何か理由があるのでしょうか?

女性がマリッジブルーに陥りやすい理由には、環境の変化が男性に比べて大きいことがあげられます。男性は結婚したとしても、環境の変化はそう大きくありません。しかし、女性の場合は戸籍が変わり名前が変わり、場合によっては仕事もやめなければいけないなど変わらないことがないくらい大きな変化が訪れます。こういった環境の変化が、女性をマリッジブルーにするのです。

“恐怖”が引き起こすマリッジブルー

前述のように、女性のマリッジブルーは環境の変化によって訪れます。しかし、ただ単に環境が変わるだけでマリッジブルーになるというわけではありません。この「環境の変化」というキーワードの奥には、あるひとつの感情が隠されています。それは、「恐怖」です。

変わるということは、新しいことに挑戦するということ。人間誰しも初めての体験には、少なからず恐怖を抱きます。これ自体は悪いことではなく、むしろ心の動きとしては正常だともいえます。問題は、この恐怖が克服できないことにあります。たとえば新しいことにチャレンジしたいと思っている場合、その先にある自分の夢や目標を強く意識しているため、恐怖よりも期待のほうが強く現れます。そのため、恐怖があっても挑戦することができるのです。結婚に関しても、夢や目標を強くもって結婚する場合には特に問題はありませんが、そうではなく漠然とした思いでいる場合には、この恐怖を強く感じてしまいます。前述のように、女性にとって結婚は名前や戸籍など自分の根本が変わってしまうほど変化が大きい出来事なので、この恐怖も一際大きくなります。こういった恐怖にとらわれないためには、夫婦で育児や仕事など将来のビジョンについてしっかりと話し合うことが大切です。

結婚に前向きな女性ほど陥りやすい罠

こういった未知に対する恐怖とは別に、植え付けられた認識による恐怖というものもあります。結婚という未知のものに対して知識を得るため、既婚者に話を聞いたりネットや書籍を読んだりすることは珍しくありません。結婚に対して前向きな女性ほど、失敗しないために様々な情報を集めようとするでしょう。その中で、結婚とはこういうものだ、こうでなくてはならない、といった認識が植え付けられることがあります。結婚に対してはマイナスイメージを持っている人も多いため、自分の意識にかかわらずそういった認識を持ってしまうことがあるのです。ちゃんとしなければならないと強く思っている人ほど、こういった認識にとらわれやすいといえます。ときには話半分に聞くことも大切です。

相手に対する不安も原因のひとつ

変化に対する恐怖が大きな原因だと言いましたが、それだけが全てではありません。相手に対する不安や疑問も、マリッジブルーの原因のひとつです。女性の場合、ほとんどがプロポーズを受ける側です。そのため、自分で選んだというよりは、選ばれたという認識が強くなります。もちろんプロポーズを受けた時点で「この人と結婚しよう」という意識は持っていますが、いざ結婚に向けての準備を始めると「本当にこの人でいいのだろうか」と不安に思うことがあります。この不安は覚悟してプロポーズした男性と突然プロポーズされた女性の差であるともいえますが、生物学的にもある程度説明することができます。

男性の場合は自分の遺伝子を残せればいいという意識なのですが、女性は迎え入れて産み育てる側であるため、少しでも優秀な遺伝子を迎えたいという意識があります。こういったことから、結婚前に漠然とした不安を感じることが多いのです。

まとめ

マリッジブルーは自然に落ち着くこともあれば、長く続いた挙句うつ病に発展してしまうこともあります。兆候がみられた場合には夫婦できちんと話し合い、向き合うことが大切です。特に男性はマリッジブルーを経験することが少ないため、どこか他人事のように感じていることも。症状を悪化させないためにも、理解する努力が必要になります。

もし結婚式を終えても症状が改善しなかったり、どうしても自分たちでは対処が難しいという場合には、カウンセリングや医療機関を受診することも視野にいれましょう。

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