燃え尽き症候群とうつって同じものなの?症状や原因の違いを理解しよう

うつ病を知る

うつと同様に、燃え尽き症候群もこころの病気の1つとして聞いたことがある人も多いでしょう。燃え尽き症候群は、性格によって発症しやすいケースがあります。やる気が出なかったり気分の落ち込みがひどかったりする場合には、燃え尽き症候群やうつを発症していることもあります。

 

この記事では、燃え尽き症候群とうつの症状や原因の違いについてわかりやすく紹介します。

 

燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)の症状や原因とは?なりやすい人の特徴

燃え尽き症候群とは、打ち込んできた仕事や勉強でやる気の糸が切れ、全く手がつかなくなってしまう状態のことです。燃え尽き症候群は、人と関わる職業である看護師や介護士、教師などに多く発症することが特徴です。人と関わる職業の場合には、営業職などのように自身の関わりや努力は数字として結果には残りません。そのため、自身の努力は上司から認められないケースもあります。その結果、本人が気が付かないうちに精神的にも体力的にも無理を重ねてしまうケースがあるのです。そうすると、精神的な疲弊感を強く感じるようになり、脱人格化と呼ばれる周りの人に対して思いやりのない対応などをとるようになります。燃え尽き症候群を発症した結果、休職したり離職したりしてしまう人もいます。

 

燃え尽き症候群になりやすいのは、真面目でひたむきに仕事をがんばる人であることが特徴的です。特に、新入社員などは理想を抱いて仕事に就くため、理想と現実とのギャップが大きすぎるときに発症することもあります。長時間のハードワークや身体的に負荷がかかりやすい仕事も、燃え尽き症候群の要因になりやすいといわれています。また、難関校などへの受験を終えた後の受験生にも、燃え尽き症候群の症状がみられることもあります。

 

燃え尽き症候群とうつにはどんな違いがあるの?

家族や職場の人からみて、燃え尽き症候群とうつの症状の見分けがつかないケースもあります。なぜなら、燃え尽き症候群の症状のなかに、うつ状態が含まれているためです。うつの場合には、徐々に症状が悪化していくことが特徴的です。活力のない状態や口数の少ない状態から、引きこもりなどへ移行するケースもあります。しかし、燃え尽き症候群の場合には、別名がバーンアウト症候群といわれるように突如やる気の糸が切れることが特徴です。急激に多額の買い物をするようになったり仕事を急に欠勤するようになったりした場合には、燃え尽き症候群の可能性が高いでしょう。また、うつの場合には無力感などを感じやすいですが、燃え尽き症候群の場合には絶望感や喪失感を感じやすいことも特徴的です。

 

うつの場合には段階的に症状が悪化していきますが、燃え尽き症候群の場合には衝動的に離職してしまうケースもあります。つまり、燃え尽き症候群だと家族が診断されたら、衝動的な行動をしないか注意して見守る必要があるということです。

 

燃え尽き症候群は予防できるの?発症したときに改善させる方法とは

燃え尽き症候群を発症する人の多くは、勉強や仕事をがんばりすぎている状態です。リフレッシュする時間がない人やほとんど休日のない人の場合には、燃え尽き症候群になる前に休息をとるようにしましょう。また、仕事において任された仕事を全て受けていた人は、自身にはできない旨を伝えるようにすることも必要です。情報をシャットアウトするように心がけることも、燃え尽き症候群の予防に効果的です。休日は、デジタルデトックスをしたりメールの返信を控えたりするなど工夫してみましょう。燃え尽き症候群を発症している人は、思い切って仕事から離れる勇気をもつことも必要です。

 

上司に状態を理解してもらい、仕事を減らしてもらったり休暇をもらったりするなど対応してもらうようにしましょう。長時間の仕事や勉強などから距離を置くことで、精神的に余裕が生まれます。その場合には、自身がリラックスできることを楽しむようにしましょう。燃え尽き症候群になりづらい人の特徴として、リフレッシュが上手であることが挙げられます。仕事中の休憩時間に昼寝を取り入れるなど、工夫してリフレッシュしてみましょう。

 

燃え尽き症候群についてどこへ相談すれば良いの?

自身が燃え尽き症候群の症状に当てはまるとわかった場合でも、精神科へ受診することをためらう人もいます。なぜなら、自身が精神疾患を抱えていることを認めたくないと考えるからです。しかし、燃え尽き症候群の兆候を見逃してしまうと、症状が悪化してしまうケースもあります。うつと燃え尽き症候群は、異なるこころの病です。燃え尽き症候群の人は、どこへ相談したら良いのかわからない場合もあるでしょう。燃え尽き症候群などのこころの病について相談できる窓口として、厚生労働省が運営している「こころの耳」という窓口があります。電話やメールでの相談を受け付けているため、病院へ行くことに抵抗がある人はまず相談してみましょう。

 

また、会社に産業医がいる場合には、相談してみても良いでしょう。産業医は、うつや燃え尽き症候群などのこころの病も多く相談を受けています。そのため、病状に合わせたアドバイスを受けられるケースもあります。

 

燃え尽き症候群にならないためにリフレッシュ上手になろう

燃え尽き症候群を発症すると、仕事や家庭内での家事、育児などをストップせざるを得ない場合もあります。そうなってしまう前に、リフレッシュ上手になることが大切です。また、勉強や仕事に対してがんばりすぎない姿勢をもつことも必要です。自身のこころが燃え尽きてしまう前に、手を抜く場所を作ったり休暇を増やしたりするなど対策するようにしましょう。

 

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