憂鬱な症状は身体の黄色信号!うつ病になる前に対処しよう

うつ病を知る

どんなに活発な人でも、気分が晴れなくてモヤモヤして過ごした経験はあるでしょう。そんな何ともいえない気分を「憂鬱」と表現することがあります。多くの人は些細なことがきっかけで憂鬱から抜け出すことができるのですが、それが難しくてうつ病に発展することも考えられます。今回は、憂鬱の原因や対策について紹介します。

憂鬱は身体からの信号!放置するのは危険

「今日は朝から憂鬱だ」と気分が晴れないときや気分が沈みがちなときに、「憂鬱」という言葉がよく使われます。憂鬱になると普段は楽しんでしていることも楽しく感じなかったり、やる気がおこらなかったりするものです。人にとって不快な症状に違いはないのですが、なぜそのような不快な感情に襲われるのかというと、実は身体からのサインなのです。

身体に痛みが生じるのと同じような原理だと考えてみてください。痛みがあると放ってはおけませんから、痛みに対して人は何かをしようとします。そうすることで身体が傷つかないように守っているのです。憂鬱な気分も同様で、そのまま放置していると身体によくないから対応をしなさいという身体からの信号なのです。そんな身体の黄色信号を無視し続けて頑張っていると、うつ病といった病気に発展する可能性があるので注意してください。憂鬱な症状が出たときには原因を探ってそれなりに対処する必要があるのです。

憂鬱の原因を探ってみる

人が憂鬱になる原因はさまざまですが、大きく2つのカテゴリーに分けて考えることができます。

1つ目のカテゴリーは、外からのストレスが原因となって憂鬱が生じるケースです。外的ストレスにも2種類あり、身体にかかるストレスと精神にかかるストレスが考えられます。身体的ストレスによる憂鬱とは、連日の残業や休日が取得できない多忙さなどから身体が疲れ果ててしまい憂鬱な症状が生じるケースです。精神的ストレスによる憂鬱症状とは、職場や学校でのイジメや家族間の不和といった精神的にふりかかるストレスが原因で憂鬱症状がでることです。

2つ目のカテゴリーは、自分自身のなかに憂鬱になる原因があるケースです。ものごとの捉え方に問題があったり、性格的なものであったりします。例えば、ものごとを悲観的に捉えがちな人は、些細なことで憂鬱に感じてしまいます。完璧主義な人も何もかもを完璧にこなそうとするために自分を追い込んでしまい、憂鬱な気分になることがあります。なかには遺伝によって、どうしても憂鬱症状に陥りやすい人ということもあるといいます。家族間にうつ病を患う人がいると、うつ病を発症しやすいといわれているので、そのような人は憂鬱に陥りやすい可能性はあるでしょう。

憂鬱に陥ったときの対処法

憂鬱という身体からの黄色信号が出されたとき、どのような対策をとればいいのでしょうか。憂鬱の原因が外的なストレスであるとわかっているときには、それを取り除くことが一番です。しかし、簡単に取り除くことができるのであれば、憂鬱な気分になることもないわけなので、憂鬱の原因を取り除くことは現実的には難しいかもしれません。そんなときに意識してほしいことが、気持ちの切り替えやものごとの捉え方を変えることです。次のようなことを参考にしてみてください。

・趣味や運動の時間を作る

メリハリのある生活を意識することが大切です。外的ストレスを引きずらずに、スイッチを切り替える習慣をもちます。そのために効果的なのが趣味や運動の時間を作って、習慣にするということです。仕事、家庭、自分の時間をバランスよく保つように心がけましょう。

・規則正しく生活をし、きちんとした食事をとる

身体の健康も心の健康も食事が元になっています。憂鬱の原因を排除したところで、栄養が不足していては健康になれるはずもありません。規則正しくバランスの良い食事を心がけることは心身の健康の基本で、おろそかにしてはいけません。

・時間の区切りをつける

何事も完璧にしてしまいがちな人は、時間で区切りをつける習慣をもつのも1つの方法です。時間になると、できが8割以下でも終わるようにします。自分のすべてを出し切るのではなく、必ず余裕を残しておくと意識するのです。

・前向きな外観を意識する

気分が晴れないときには、どうしても暗い表情になってしまうものです。そこを無理にでも前向きに保つようにします。表情を明るくし、姿勢を正してみます。言葉も肯定的な言葉を積極的に使うようにしてみると、不思議と内側も明るくなってくるものです。1日の終わりに、その日に起こったちょっとした良いことに目を向けて振り返ってみるのもよいでしょう。

・カウンセリングを受けてみる

自分の性格やものごとの捉え方は簡単に変えることは難しいかもしれません。自分のすべてを否定する必要はまったくなく、少し修正するぐらいの気持ちでいいのですが、難しいという場合にはカウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。

憂鬱なときには自分を振り返ってみよう

憂鬱とは不快な症状で、身体が出している黄色信号でもあるのです。無理に頑張り過ぎずに、少し休んで原因を振り返ってみるとよいかもしれません。原因が自分の内面にある場合には、憂鬱な気分にさせやすい性格や考え方だけを修正できるようにします。専門家の手を借りてもよいでしょう。原因が外から受けるストレスで取り除くことが難しいという場合には、意識して頭を切り替えた生活をするようにします。

自分なりに対処をしているのに憂鬱な症状がひどくなったり、症状が2週間も続いたりする場合には、一度精神科を受診してみることをおすすめします。もしかしたら、何らかの治療を開始した方がよいかもしれません。重症になると、それだけ治療にも時間がかかる可能性があります。

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