仕事でうつ病?なりやすい性格となりやすい職場とは?

うつ病を知る

ストレスにもいろいろありますが、多少なりに抱える機会が多いのが仕事ではないでしょうか。ストレスが高まると、人はうつ病といった心の病気を発症したり、胃潰瘍や下痢といった身体的トラブルを抱えることがあります。

 

いったいどのような状況にあると人はうつ病を発症しやすいのか、また、うつ病になりやすい性格についても解説いたします。

 

うつ病患者は増えている?

うつ病と診断される人は、増えているといわれています。厚生労働省の調査でも、うつ病が含まれる気分障害を患った者の数は2002年ごろから増え始め、2008年には1999年の2倍以上に増えているのです。

 

しかし、うつ病はX線や血液検査で明確に診断ができる病気ではないので、専門医でもその診断は難しいときがあるといいます。研究結果によって診断基準が変わることもあり、その変更が患者数に影響していることも考えられ、単純に患者数が増加していると断言するべきではないかもしれません。

 

また、うつ病に対する認知度もあがってきて、精神疾患を患うことを隠す時代ではなくなってきていたり、精神科を受診する敷居が低くなったりしていることも関係するでしょう。

 

ただし、うつ病を患っているのに医師の診察を受けていない人を含めると、その数はまだまだ増えると推定されています。厚生労働省の研究チームによると、医療機関にかかっていない人を含めると患者数は推定で250万人を超えるといいます。これは、全国民のおよそ2%にあたる数字です。

 

また、女性や若者に患者が多い欧米に比べて、日本では中高年にうつ病が多いことも注目されています。中高年になると、責任ある仕事を任される機会が増えたり、後輩の教育や上司からのプレッシャーの板挟みにあったり、そのストレスは想像しただけでも小さくありません。さらに、家庭では子供の問題や親の介護などプライベートでのストレスも重なる世代でもあり、心の病に悩まされても不思議ではありません。

 

うつ病になりやすい人とは?

うつ病になる原因はいまだに完全には解明されていないのですが、なりやすい性格というのが関係しているといわれています。

 

・メランコリー親和型

協調性が高い人にあたります。従来のうつ病に多いタイプとされていて、周りに気を遣いすぎたり、ルールを重視したりする傾向が強いです。周囲には好かれやすいですが、頼まれると断れなかったり、転勤や異動にストレスを強く感じたりしてしまいます。

 

・執着気質

がんばり過ぎるタイプの人で、こちらも従来型のうつ病に多い傾向です。真面目で完璧を求めてしまう傾向があります。物事を白と黒で考えたり、100%を求めてしまうことで、ストレスが人以上にたまってしまいます。

 

・自己愛が強い

新型うつ病や現代型うつ病などとよばれる新しいタイプのうつ病に多いとされています。若者がなりやすく、自己愛が強いために、「自分は能力があるのに」「がんばっているのに」とうまくいかない理由を他人のせいにする傾向があります。依存心が強く、学生のうちは家族や先生、友人など周囲に助けられますが、社会に出ると、依存できる人がなくなり心が病んでしまうことが多いです。

 

うつ病になりやすい仕事環境とは?

うつ病と関係の深いストレスですが、生活をするうえである程度のストレスはやむをえません。適度のストレスは集中力を高めたり、やる気を出したりする効果があるとされていて、ストレスそのものが悪いわけでもないのです。ストレスの量や自分のストレスに対する許容量を考えて上手にストレスを発散していく必要があるのです。

ストレスの量が自分の許容量を超えてしまうと、心身に影響を及ぼす可能性が出てきます。仕事にはストレスが付きものですが、仕事でストレスが大きく膨らんでしまう環境についていくつかの例を紹介します。

 

・残業時間が多すぎる

仕事の時間が長いということは単純にストレスが多くたまります。ストレスは発散するには、それなりに自分自身の時間をもつことが必要です。趣味を楽しんだり、カラオケに行ったり、友人と食事を楽しんだりするなど、プライベートの時間をもてないという仕事の仕方は要注意です。

 

・給料が安すぎる

給料は高いに越したことはありませんが、そうそう給料アップを見込める仕事も少ないのが現実でしょう。しかし、生活をするのに困難を生じるほども安いのでは問題です。最低賃金、休日手当、残業代などきちんと法律にのっとって支払いがされているか確認する必要があるかもしれません。

 

・人間関係が悪い

セクハラ、パワハラ、いじめなど職場での人間関係がうまくいかずにうつ病を発症することも少なくありません。過剰な仕事量を与えられたり、逆に仕事をほとんどもらえなかったり、プライベートにも口出しをされたり、内容はさまざまです。

 

うつ病にならないためにはどうすればよいの?

ストレスを上手に発散すること、はうつ病の予防に欠かせません。ストレスの発散法にやり方はありません。自分なりの方法を見つけることが大切です。

 

よくわからない場合、なにをしたら自分の心や体が休まるかを考えてみると良いでしょう。自分の好きなことを楽しんでいるときは、心身が休まっていることが多いものです。温泉、読書、映画鑑賞、ショッピング、音楽鑑賞、何でも構いません。仕事のことを忘れて打ち込めるものがベストです。

 

また、疲れた体を休めるために、寝ることは大切です。「疲れている」「ストレスがたまっている」と感じるときにはしっかり睡眠をとるようにします。睡眠といっても、ただ長く眠れば良いわけでもなく、睡眠の質を考えなければいけません。寝る前にスマホをいじったりするのは睡眠の質を落としてしまうので控えましょう。

 

適度な運動は体の疲れを誘い、良い眠りにつけるといいます。朝日を浴びることで、熟睡できるホルモンの分泌につながるので、早朝のランニングやウォーキングもおすすめです。

 

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