うつ病の診断書は簡単に発行してもらえるの?うつ病の診断基準を理解しよう!

うつ病を知る

うつ病を発症したときに、心配になるのが診断書を発行してもらえるかというポイントです。うつ病で仕事を休んでいる場合には、診断書の提出を求められることもあるでしょう。そのときに理解しておきたいのが、うつ病の診断基準です。

この記事では、うつ病の診断書の発行の流れや料金、うつ病の診断基準などについて詳しく解説します。

うつ病の診断書が発行されるまでの流れ

うつ病の診断書は、仕事を欠勤するときや福祉制度などを利用するときに必要になるケースがあります。しかし、うつ病を発症したときに診断書を求めたとしても、必要に応じてすぐに発行されるものではありません。うつ病の診断書は、医師の診断によって必要かを判断されます。

また、診断書を受け取るためには、料金が発生します。実費扱いとなる診断書は多くが2000円ほどですが、高額な場合には1万円ほどかかることもあると覚えておきましょう。即日で診断書が受け取れることもあれば、2週間ほど期間を要する場合もあります。さらに、自身で希望しなければ、うつ病の診断書は発行されません。

診断書が必要な理由などを説明したうえで、医師の診断を仰ぐようにしましょう。

うつ病の診断基準を知ろう

医師がうつ病と診断するときには、抑うつ気分か興味の喪失があるかを尋ねられます。どちらかに当てはまる場合、うつ病である可能性が高いと判断され、次の診断のステップに移ることが特徴的です。うつ病の症状としても挙げられる、食欲不振、不眠、焦燥感、易疲労感、罪責感、集中力の減退、自殺企図の有無のうち5つ以上の症状がある場合には、うつ病と診断されます。

症状が時折出現するだけでは、医師より診断書が発行されることはありません。うつ病の症状が2週間ほど持続して出現しており、社会的に機能障害が生じている際にうつ病と診断されるのが一般的です。

また、病院によっては、頭痛や便秘、慢性的な倦怠感などの身体症状がうつ病の診断基準となるケースもあります。なかには、うつ病の症状がみられたとしても、内科的疾患が潜んでいるケースがあることも否定できません。そのため、問診だけではなく内科的な検査を行う病院があることも覚えておきましょう。

うつ病の症状の有無だけではなく、家族背景や仕事、プライベートな側面まで質問されることもあります。プライベートや仕事で悩んでいることは、紙に書き出してまとめておくとスムーズに答えられるでしょう。

うつ病の治療における3本柱とは?

うつ病の治療には、精神療法と薬物療法、休養の3本柱があります。この3本柱のどれかが欠いてしまうと、うつ病の治療は思うようには進みません。

休養をとることが難しい状況だったとしても、仕事や家庭のなかで休養をとる必要があることを周囲にも理解してもらう必要があります。

初めて抗うつ薬を飲み始めるときには、副作用の出現が抑えられるよう少量ずつ処方されます。抗うつ薬の効果を実感するまでに、多くの場合は2~3週間ほどかかることが特徴です。吐き気やめまいなどの副作用が辛いときには、我慢せずに主治医に相談するようにしましょう。また、うつ病の症状が重症の患者の場合には、入院治療することもあります。

小さな子どもがいる人などは家で休養をとることが難しいため、入院治療して静かな環境に身を置くようにするケースもあるでしょう。精神療法では、否定的な思考を柔軟な思考に変えていくための認知行動療法が行われることもあります。

うつ病の急性期に治療が始まり、4~9カ月後の継続期には多くの人が症状が軽くなったことを実感します。しかし、自己判断で服薬を中断すると、うつ病が再燃するケースが多くあるため注意が必要です。薬物療法の中断を判断するのは、医師のみであると覚えておきましょう。

うつ病を発症しているのかセルフチェックしよう

精神科を受診しようか迷っているというときには、そもそも、うつ病を発症しているのかを知るためにセルフチェックしてみましょう。精神面でのチェック項目には、集中力の欠如、気分の落ち込み、無気力感、興味の欠如などがあります。身体面でのチェック項目は、倦怠感、疲労感、頭痛、肩こり、不眠、食欲不振、息苦しさなどです。チェック項目の半数以上に当てはまる場合には、うつ病であることが疑われます。

セルフチェックをしてチェック項目で当てはまるものが多いときには、症状の悪化を防ぐためにも早めに精神科を受診するようにしましょう。セルフチェックを行うことで、自身の症状を客観視することができるのも、セルフチェックを行う利点です。

また、精神科を受診する際にも、セルフチェックで当てはまった症状を医師に伝えることで診察をスムーズに進めることにもつながるでしょう。

うつ病の診断書を発行してもらうときには医師の指示を仰ごう

うつ病の診断書が必要なときには、精神科を受診することが第一歩となります。医師が診断のうえ必要と判断した場合のみ、診断書が発行されます。

うつ病の症状で苦しんでいたとしても、自身の症状を十分に伝えられなければ診断書が発行されないケースもあります。うつ病の症状について問診されるときには、職場や家庭内での悩み、悩んでいる症状に関して詳細に答えられるよう準備しておきましょう。

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