うつ病のリスクがあがる?!夜勤で気をつけるポイント

うつ病を知る

コンビニがあまりない時代では夜勤をする仕事というと警察関係者、医療関係者、消防関係者などがメインでした。しかし社会の変化から24時間オープンのレストランやスーパーが増えるなどして夜勤をする人も増えています。本来は寝る時間のため身体に与える影響は大きい傾向です。うつ病もそのひとつといわれています。夜勤をするとうつ病のリスクがあがる理由とは何でしょう?夜勤をするときにどのような点に気をつけるとそのリスクをさげることができるのか、夜勤とうつ病の関係について説明しています。

夜勤が体内時計を狂わせる可能性

本来、人間は太陽が昇ると共に活動を開始して太陽が沈むと身体を休むというリズムで生活するように身体ができています。夜勤はどうしてもそのリズムを壊してしまいかねません。人間には体内時計といい、生物としての生理的リズムを司る時計が備わっているのですが、太陽による24時間時計とは少しのズレがあるといわれています。人間はそのズレを太陽の光を浴びることで毎日リセットしているともいわれているのです。

夜勤をすることで太陽の光を浴びることができないと体内時計のリセットができないことになり生理的リズムが狂ってしまう可能性があります。リズムが狂うと身体は混乱して眠るべきときに身体が覚醒してしまったり、覚醒するべきときに眠くなったりするのです。生活習慣に大きく影響し、さまざまな不調のサインをあらわすことになりかねません。

 

夜勤でうつ病のリスクがあがる理由

夜勤は本来の生活リズムを狂わせるので、さまざまな身体の不調をきたしやすいのですが、なかでも睡眠不足を伴うことで、うつ病との関連が高まると考えられています。うつ病とは個人のいろいろな背景が複雑に絡み合い発症することが多く、その原因は完全には明らかにされていません。しかし、うつ病患者の多くの人は睡眠において何らかのトラブルを抱えているといわれています。

夜勤をすると、どうしても睡眠不足になりがちです。だれしも睡眠不足になる日はあるでしょうが、睡眠不足の日が続くとなると身体には大きなストレスとなります。その結果、自律神経が乱れてしまい、うつ病を発症する可能性が高まってしまうのです。

仕事で夜勤をしなければいけない人をはじめ、仕事で残業をすることが多い人、夜ふかしをしがちな人は要注意といえます。必ずしもうつ病になるわけではありませんが、うつ病を発症する可能性は高まるので意識が必要です。何か身体に不調があらわれたときには無理をしないで身体を休めるようにしましょう。

 

夜勤によるうつ病のリスクを減らすためには?

夜勤をすると体内時計が狂うことになったり睡眠不足が続いたりすることから、うつ病になるリスクを高めてしまうことがわかりました。したがって夜勤によるうつ病のリスクを減らすには体内時計が狂わないように維持し睡眠不足を予防することに注意をすることが必要です。夜勤前と夜勤中、そして夜勤後の3つに分けて、その過ごし方のポイントを考えてみましょう。

1つ目は「夜勤前の過ごし方」です。できるだけ睡眠をとって身体を休めておきます。少しだけでも睡眠を確保することで夜勤時の眠気も少なくなり仕事の効率もよくなることが期待できます。睡眠をとらずに夜勤をするのと睡眠をしてから夜勤をするのとでは夜勤後の身体の疲れも違ってくるものです。

2つ目は「夜勤中の過ごし方」です。単純に、できるだけ仮眠をとるように心がけるようにします。仮眠をとった後になかなか目が覚めないので余計に仕事がつらくなるという人は仮眠後にコーヒーや緑茶といったカフェインを摂取してみてください。また太陽の光ではありませんが、仕事部屋を明るく保つことで覚醒を促せます。

3つ目は「夜勤後の過ごし方」です。仕事を終わってから覚醒を促すことなく身体を休めることがベストですから、サングラスをするなどして太陽の光をできるだけ避けながら帰宅します。寝るときにも遮光のカーテンやアイマスクを利用するなどして休むと質の良い睡眠が促せるでしょう。ただし、その夜に眠りにくくなるほども寝てしまわないように起きる時間には気をつけてください。

最後に「夜勤をしない日の過ごし方」も重要です。夜ふかしをしたりすることなく早寝早起きを心がけましょう。太陽の光を浴びて体内時計をきちんとリセットさせるようにします。運動の習慣をもつことも生活リズムを整えるのに有効です。身体が適度に疲れると夜間に入眠しやすくもなるので睡眠不足の予防にもつながります。

 

睡眠のリズムを壊さない工夫で夜勤によるうつ病を予防しよう

夜勤をすると睡眠不足を招きやすく生活リズムが壊れてしまいやすいことから、うつ病の発症リスクが高まると考えられています。しかし夜勤をすると絶対にうつ病になるというわけでもありません。「夜勤をする前」「夜勤中」「夜勤の後」などに少し身体をいたわってあげることで睡眠不足や生活リズムを壊すことなく夜勤をこなすことが可能です。夜勤の前にはできるだけ睡眠を確保し、夜勤後にはスムーズに元のリズムに戻るように調整しながら休息します。翌朝は太陽をしっかり浴びて体内時計のリズムを整えてあげましょう。

また夜勤でない日の過ごし方にも気をつけなければいけません。早寝早起きの習慣を保ち積極的に外出をして太陽の光を浴びるようにします。運動の習慣も生活リズムを整えるには有効です。

それでも体調を崩してしまったり疲れが取れないと感じたりするときがあるかもしれません。そんなときには無理をしないで早めに対処することが大切です。休養するなどしながら生活リズムを整えます。「リズムが整えられない」「体調が回復しない」という場合には早い段階で医療機関を1度受診してみることがおすすめです。

 

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