うつと過食・拒食は関連性がある!該当する点がある場合は要注意

うつ病を知る

うつ病は心が風邪をひいた状態だといわれますが、心が風邪をひくことで食欲にも大きな影響を及ぼすことが多くあります。過食と拒食は、うつ病にかかった人が訴えやすい症状の1つです。うつ病を患った場合には、過食や拒食の症状が出ないか注意することも必要になります。

 

この記事では、うつ病と過食・拒食との関連性や症状などを紹介します。

 

うつと合併しやすい”過食”とは

 

うつ病になると気分がふさぎがちになりイライラすることがあります。このような気分の変調を抑えるために、食欲に走ってしまう人が多くみられます。気分を変えるために食べることは、気晴らし食いや過食症と呼ばれます。糖質や脂質が多く含まれるファストフードやスナック菓子などの食べ物は、麻薬にも似た物質が含まれていることが特徴です。そのため、ファストフードのようなカロリーが高いものを食べることは、一時的に気分を高揚させることに繋がります。しかし、大量に食べ物を摂取したことで罪悪感を抱きやすくなることもあるでしょう。

 

過食症は女性に多くみられ、満腹の状態でもさらに食べてしまうことが症状として挙げられます。過食症を患う人の多くは、週に2~3回くらいの頻度で1人だけのときに過食する傾向があります。食べ物を限界まで食べた結果、嘔吐する人も多くいます。過食症の人は自己肯定感が低い傾向があり、太っていることや食べることを止められないことからストレスを感じやすくなります。その結果、ストレスが原因となり、うつ状態になりやすいことが特徴です。つまり、うつ病から過食になる人もいますが、過食からうつ病になる人もいるということを意味します。多くの過食症の人は、自身で食欲をコントロールすることが難しい状態にあります。そのため、適切な医療を受けるようにし、家族などの身近な人からサポートしてもらうようにしましょう。

 

うつの人は過食になりやすい?

 

うつ病を患うと意欲の低下に伴い、食欲が低下する場合があります。食欲が低下した際には食べ物に味を感じなくなり、食事をすることに喜びを見い出せなくなることもあるでしょう。そういった食欲低下の相反する症状として現れるのが、過食だといえます。過食が起こる原因として考えられるのは、不安や寂しさなどを解消するための口唇欲求だといわれています。食事をしていないときに口寂しいと感じる人は、タバコやガムなどで口唇欲求を満たす傾向があります。過食になりやすい人は、口唇欲求や食欲を満たしたときの幸福感を求めて食べすぎてしまうことが多くあります。

 

明らかに食べすぎたり、それによって体重が増えるのを恐れて嘔吐や下剤などを乱用したりしている場合には、医療機関へ受診するようにしましょう。過食した後に絶食をしたり極端なダイエット方法を行ったりしている人も、注意する必要があります。なぜなら、無理なダイエットをすることで、それが反動となり過食に走ってしまう人も多いためです。過食をしている人は、急激に体重を落とすことを目標にすることは禁物です。急激な体重や体型の変化を求めず、少しずつ食事量を減らし歩く時間を増やすなどして時間をかけて生活習慣を見直していくことが必要です。生活習慣を見直すことで、体重は自ずと減少してくるでしょう。

 

過食の反対、”拒食”とは

 

過食とは相反する症状が現れるのが、拒食症であり神経性やせ症とも呼ばれます。他の人からみたときにやせすぎている状態でも、本人はそれに気付くことができないのが拒食の特徴です。拒食症の人はその反動で過食にも走りやすく、過食した後に嘔吐するなどして体重をセーブしようとします。拒食症の初期の段階では、過剰に動き回ったり運動したりすることが特徴です。しかし、拒食が進み低栄養状態になると、疲れやすくなるなど身体的な症状が現れるようになります。長期間拒食の状態を放置しておくと、低体温や腎機能障害などを来たし脳が委縮する恐れもあります。拒食をする人の中には自尊心の欠如から、抑うつ状態がひどくなり周りとの交流を避けるようになる人もいるでしょう。

 

人との交流を断ったうえで拒食と過食を長期間繰り返した場合は、治療期間が長くなる傾向があるといえます。なぜなら、拒食や過食などの状態について介入する人がいない場合は、本人が耐え切れないほどの精神状態や身体状態になってから、ようやく受診をするというケースがあるためです。しかし、拒食を患っている人で、自身で医療機関へ受診しようと考える人は少ないことが特徴的です。拒食の人の多くが家族などの第三者から促され、医療機関を受診しています。拒食を放置しておくと死に至るケースもあるため、病状が悪化する前に家族や友人などから治療を積極的にアプローチすることも必要になります。

 

からだとこころはゆっくり治すことが重要

 

過食症や拒食症は、心だけではなく身体にも重大な損傷を受けることがあります。そのため、心と身体の両面から治療が必要となります。食習慣は短期間で改善できるものではないため、治療する際には長い期間を要するものだと心得るようにしましょう。過食や拒食は1人で向き合うのではなく、適切な治療を受け家族などのフォローを受けながら治すようにしていきましょう。

 

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