「頑張って」が大丈夫なうつ病ってどんな病気?

うつ病を知る

通常は「頑張って」という言葉はNGとされているうつ病ですが、実は「頑張って」という言葉が大丈夫なうつ病も存在します。

このうつ病は「新型うつ病」と呼ばれています。新型うつ病は、一般的に認識されているうつ病に比べてあまり知られていませんので、まず新型うつ病とはどういった病気なのか、うつ病との違いや症状の特徴をと合わせて解説していきます。

新型うつ病の原因

うつ病の原因は脳から分泌されるセロトニンやノルアドレナリンという物質の減少によって起きるものとされており、それにはストレスが大きく関係していると言われています。
ストレスが原因でうつ病になるのは新型うつ病も同じですが、ストレスの感じ方に違いが出ます。

 

一般的なうつ病の場合

一般的なうつ思考は、「何かをしないといけない」「何かをすべきだ」という思考から、「自分は周りよりも劣っているので、もっと努力しなければ」という考えになり、ストレスが溜まると言われています。また、物事がうまく運ばなかった時には「自分の責任だ」と自分を責めてしまうのが特徴です。

 

新型うつ病の場合

新型うつ病の場合、「周りが評価をしてくれない」、「うまくいかないのは誰かのせいだ」という思考から相手を責める傾向が強く、周囲の言動や評価に対して不満やストレスを感じるのが特徴です。このような思考は、周りに認めてほしいという欲求から来ていると考えられています。

「頑張って」が大丈夫な理由

先程解説したように、新型うつ病を患う人は、周囲からの言動や評価にストレスを感じ、「自分を認めてほしい」という欲求を持っており、周囲の言動に敏感に反応するという特徴も持っています。そのような方に「頑張って」や「頑張った」という言葉を掛けてあげることで、その欲求を満たしてあげることができるという考えから、新型うつ病の患者に対して「頑張った」や「頑張って」という言葉を使うのは問題にならないと言われているのです。

 

実際に、「期待しているから頑張って」、「頑張ってくれたから成功した」という言葉をかけることでうつ病の症状が一時的に収まったというケースもあるようです。
新型うつ病の患者さんと接する時には、相手を褒めてあげるということに注力していけばうまく接することができるでしょう。

新型うつ病は発見が遅れがち

上記のような特徴を持った新型うつ病は、発見が遅れてしまうケースが非常に多いようです。その理由は、指摘されたミスや自分で起こした失敗を他人の責任にしてしまうことから、相手を非難してしまうことが多く、周囲からは「自分勝手なだけ」と思われることが多くなるからです。

また、本人もうまくいかない原因が他人にあると考えてしまうことから、うつ病になっていると気づかない事が多く、一般的なうつ病と比べて発見が遅れることが多いのです。

 

主な自覚症状

うつ病を改善するためには、できるだけ早く病気に気づくことが大切です。周囲の人が気づいてくれる事もありますが、まずは自覚症状が出ていないか確認してみましょう。

 

・自分のやりたくない事を続けていると体調が悪くなる

・休み明けにひどく気分がおちこむ

・ミスや失敗を他人のせいにしてしまう

 

このような症状が見られる場合は、新型うつ病を患っている、あるいは新型うつ病になる危険性があるとされています。

まとめ

新型うつ病は、一般的なうつ病と違って、まだまだ知らない人が多い病気ですが、新型うつ病の方はこんな考え方をする方が多いとされています。

 

・ミスを指摘される→ちゃんと説明していないのが悪い

・失敗をしてしまう→〇〇さんのせいで失敗した

 

そのため、周囲の人間や自分でもうつ病を患っていると気づかないことが多いです。しかし、うつ病は早期発見と早期治療が改善のポイントになりますので、各々が新型うつ病に対してよく知ることが大切です。

 

自分や、周囲の人に今回紹介したような特徴が見られる場合は、一度専門医による診断をうけてみてはいかがでしょうか?

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