うつ病の改善に効果的な成分は、和食で摂ろう!

うつ病の治療

日本人にとって馴染みの深い和食。和食では、汁物が1品、おかずが3品という一汁三菜が基本です。この献立は各種栄養素と水分をバランスよく摂取することができる、計算された食事内容なのです。そんな和食が、実はうつ病の改善にも効果的であることをご存知でしょうか? 和食の献立の中には、うつ病の改善に効果的な成分を含んだ食材がたくさん使われています。今回は数ある料理の中から、味噌汁、玉子焼き、おひたしという定番の3品をとりあげ、うつ病時の食生活について考えてみましょう。

昔ながらの和食にはうつ病改善に役立つ成分が豊富

定番の玉子焼きはタンパク質の宝庫

玉子焼きといえば、和食では定番のおかずです。卵は昔から比較的手に入りやすい食材であったこともあり、長く食されてきました。この卵にはタンパク質が豊富に含まれていて、これがうつ病の改善に効果を発揮するのです。

うつ病に影響を与えるもののひとつに、セロトニンという成分があります。セロトニンは神経伝達細胞の一種であり、不足すると自律神経が乱れてうつ病の原因となります。このセロトニンのもとになるトリプトファンは体内で生成することができないため、タンパク質から摂取する必要があるのです。セロトニンの生成にはビタミンB6も重要ですが、これも卵には豊富に含まれています。

王道の味噌汁は大豆のイソフラボンが肝

汁物の王道といえば、間違いなく味噌汁です。各地方によっても特色が出やすく、日本全国で様々な味噌汁が食されています。そんな味噌汁の根幹をなす味噌が、うつ病改善に効果的なのです。

味噌の原料となる大豆には、イソフラボンという成分が含まれています。イソフラボンは更年期障害や骨粗しょう症などの病気、または美容に効果的な成分として注目されているものです。これらに加えて、近年の研究では女性ホルモンのひとつであるエストロゲンと同じ働きをすることもわかりました。このエストロゲンはセロトニンの働きに大きな影響を与えるもので、不足すれば自律神経が乱れてうつ病の原因にもなりかねません。これを補うために、イソフラボンが効果的なのです。また、大豆は畑の肉とも言われるくらいタンパク質が豊富であるため、前述の卵同様セロトニンの生成を助ける役割も果たします。

名脇役のおひたしは葉酸に注目

副菜でよくみられるおひたしは、食卓に彩りを与えるためにも重宝されます。おひたしにはほうれん草や春菊、小松菜、からし菜などが使われることが多いですが、これらの緑黄色野菜に含まれる葉酸が、うつ病の改善に効果的な成分として注目されています。

葉物野菜に含まれている葉酸とはビタミンB9のことで、気分を落ち着かせたり神経システムを保持したりする役割があります。また、タンパク質や核酸の生成にも関与しているため、正常な神経・脳機能の発達にも欠かせないものです。うつ病改善に効果的なビタミンB群の中でもB6、B12と並んで特に注目されていて、うつ病患者のおよそ8割が葉酸不足だというデータもあることから、日頃から意識して摂取することが大切です。

まとめ

今回はうつ病を克服するための食事のヒントとして、和食についてご紹介しました。これら以外にも、たとえば白米にはタンパク質が含まれていますし、雑穀米にすればほかの栄養素も摂取することができます。主菜としては魚がよく食べられますが、サンマにはビタミンB12が含まれていて、これは葉酸の摂取を助けてくれます。このように、伝統的な和食はうつ病改善に効果的な成分を効率よく摂ることができるので、積極的に取り入れてみてください。

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