五感を刺激して脳を活性化し、うつを予防しよう

うつ病の治療

自分を思いっきり甘やかしてあげたのはいつですか? ショッピングに旅行、気のおけない友人とのお喋り。趣味に没頭してみたり、何もせずにのんびりしてみたり。好きなことをして心と体のリフレッシュを図る時間は、健康的な生活を送るために必要不可欠です。

なんとなく憂うつな気分が続いて、体が重たいと感じているならば、もしかしたら心と体がガス欠を起こしているのかもしれません。その状態が続くと、最悪の結果として「うつ病」を招いてしまう恐れがあります。心と体が健やかでいることが、うつ病を予防するために一番大切です。今回はうつ病予防にもなる効果的なリフレッシュをご紹介します。

五感が喜ぶ刺激を与えて、セロトニンを活性化する

五感を刺激して心と体をリフレッシュ

人は、目や鼻、皮膚などの「感覚器」への刺激を外部からの情報として捉えます。感覚器には、光を捉える視覚、音を捉える聴覚、臭いを捉える嗅覚、味を捉える味覚、そして圧力や温度などを捉える触覚の5つがあり、「五感」と呼ばれています。物を見たり、音を聴くことで得た情報は、すべてこの五感のいずれかから脳に伝わります。そのため、五感が刺激されると、情報を解析しようとしたり対応する行動を取るために、脳の機能が活性化します。それに伴って脳内ホルモンの分泌が促され、身体的に、また精神的に良好なバランスを保つ働きが発揮されます。これがうつ病の予防に効果的なのです。

空いた時間に五感を刺激!

五感の刺激が効果的といわれても、日常的に五感を働かせているわけですから、改めて何をどうしたらいいのかを考えてみても具体的にはイメージしにくいかもしれません。五感を刺激することは、実はとってもカンタンです。ちょっと意識を変えてみるだけで、日々の暮らしの中で“五感の刺激”を楽しめます。ほんの一例をご紹介します。

 

●美しいものを見る

視覚が脳に与える影響は、五感の中で約80%を占めています。脳の活性化に最も影響を与える視覚を刺激することは、効果的なリフレッシュ方法です。自然の中を歩いて、豊かな緑の木々や透き通るような青い空を眺めるだけでも脳はリフレッシュされます。また美術品や絵画といった“美しいもの”を鑑賞するとニューロンが活性化され、脳が活き活きと働き始めます。

 

●美味しいものを食べる

味覚を刺激するには、美味しい食事が一番。美味しいものを食べることには、セロトニンの分泌を促す効果があるのです。別名「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの90%以上が、実は腸で生成されています。美味しいものをゆっくり味わって食べているとき、腸内のセロトニンが活性化し、お腹も心も幸せな気持ちで満たされるのです。

 

●人や動物と触れあう

セロトニンには、ほかの人や生き物との愛情のある交流で分泌が活性化されるという特徴があります。家族や友人、恋人同士の楽しいおしゃべりやマッサージ、または動物とのスキンシップで、セロトニンが分泌されて心と体のバランスが保たれるのです。

動物と触れあうことで心や身体の調子を整えることはアニマルセラピーと呼ばれ、精神医療や介護の現場でも取り入れられています。そういった環境では専門の訓練を受けた動物との触れあいが行われていますが、たとえば近所の家で飼われているような一般的な動物との触れあいでも効果が期待できます。もちろん、犬が好きな人は犬、猫が好きな人は猫と、自分が好きな動物との触れあいであれば、より効果も高まります。

まとめ

心と身体のリフレッシュとは、心と身体をコントロールしている脳を活き活きとした状態へとよみがえらせることです。脳のリフレッシュには、五感を刺激するのが一番。いつもは使わない感覚を使ってみて、脳をびっくりさせてみてはいかがでしょうか?

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