楽しいリズム運動でうつ病を克服しよう!

うつ病の治療

うつ病を改善する方法はさまざまですが、なかでも効果的とされるのがリズム運動です。一定のリズムを取りながら運動すれば、それに釣られて気持ちも明るくなると言われています。精神論のように聞こえるかもしれませんが、実はしっかりとした根拠があります。なお、リズム運動にはうつ病の原因と疑われている“セロトニンの分泌不足”を改善する効果もあります。ここでは、リズム運動のさまざまな効果や方法について、詳しくご紹介します。

リズム運動でうつ病克服できる! その優れた効果とは

エネルギッシュな行動は、明るい気持ちを引き出す

リズムを取りながら運動をするのは、とてもエネルギッシュな行動です。このエネルギッシュな行動は、うつ病患者のマイナス思考を取り除くと言われています。その理由は単純で、精神と身体が深い関係にあるためです。例えば、悲しいときには泣いたり、楽しいときには笑ったりと、精神は身体に影響を与えます。その逆も然りで、身体もまた精神に影響を与えるのです。

その根拠として「顔面フィードバック理論」というものが挙げられます。例えば、笑顔を無理やり作ってもらってマンガを読んでもらう人と、普通にマンガを読んでもらう人に分けた実験があります。この実験では、前者の方が「面白い」、「楽しい」という感情を抱いた人が圧倒的に多かったとの報告がされています。また、別の研究報告もあります。筋肉の動きを抑制してシワを取る「ボトックス注射」という美容整形を受けた人は、眉間にあまりシワを寄せなくなります。そうすると、その人は怒りや不安といった感情を抱かなくなったと言われています。

このように、表情によって精神状態が変わることもあるのです。もちろん表情だけではなく、明るい行動をとることによっても、精神状態を変えることができます。したがって、リズムを取りながら運動をする行動は、楽しいという感情を引き出すのに役立つと考えられています。

安堵感をもたらす伝達物質の分泌を促す

リズム運動がうつ病の改善に効果的だ、と言われる理由はそれだけではありません。一定のリズムを取りながら動くと、脳内ではセロトニンという伝達物質が分泌されると判明したのです。

セロトニンが分泌されると、人間は安堵感を覚えます。これは、自律神経のなかの副交感神経が刺激されるためです。しかし、セロトニンが不足するようになると身体は緊張状態が続き、十分な休息がとれなくなります。この状態が長く続くと、うつ病が発症すると考えられているのです。実際にうつ病患者は共通して、セロトニンの分泌量が不足しているとのデータがあります。そのため、うつ病治療には必ずといっていいほど、セロトニンのバランスを整えるSSRIという抗うつ剤が用いられます。

リズム運動によってセロトニンの分泌を促進させれば、うつ病の改善が期待できます。

リズム運動って何をすればいいの?

上述したような効果があることから、リズム運動はうつ病の改善に大きく役立つと言われています。しかし、リズム運動と言われても何をしたらいいかわからない人もいるかもしれません。以下に具体例を2つご紹介します。

スキップ

スキップは見るからに楽しげな運動で、明るい気持ちを引き出すと言われています。スキップをするためには意識してリズムを取らなければならないため、セロトニンの分泌量が大幅に増加します。また、スキップは身体を大きく動かすため、血液の循環も良くすることができます。酸素や栄養素が身体に行き渡るようになるので、うつ病に限らず、心身の健康を保つのにも役立ちます。

ウォーキング

ウォーキングは、一定のリズムで歩くだけという手軽さが魅力的な運動です。人間の身体は朝日を浴びるとセロトニンが分泌されると言われているため、ウォーキングは朝日を浴びることができる朝に行うのが効果的です。ウォーキングの時間や距離に特に決まりはありませんが、疲労感がたまる前に引き上げるようにしましょう。

上記のリズム運動は、うつ病の改善に役立ちます。しかし、これらのリズム運動は、ある程度症状が回復してからのタイミングで始めるのが適切であるとされています。なぜなら、無理やり行うと、かえって負担になることもあるためです。自発的に行動できるようになったタイミングで始めるようにしましょう。

まとめ

うつ病を改善する方法は多くあります。そのなかでもリズム運動は、上述のようにさまざまな面で優れている方法だと言えます。道具などを用意する必要もないので、ぜひ今日から実践してみましょう。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

おすすめ記事