意外!? 肉料理がうつ病予防に役立つ理由

うつ病の治療

「肉食系の人はうつ病になりにくい」、という説があります。また、「うつ病は肉を積極的に食べれば改善される」とも。ちょっと信じがたい話かも知れませんが、実はそう言われる根拠があるのです。なぜ肉を食べるだけでうつ病が予防できるのか、どんな肉が最もうつ病予防に効果的なのか、知りたい人も多いはず。
ここでは、肉に秘められたうつ病予防のパワーをご紹介するとともに、うつ病予防に適した肉料理はどんなものなのかも併せてご紹介します。

肉に秘められたパワー。「ビタミンB群」と「アミノ酸」に注目

肉を食べてうつ病予防。その秘密を握るのは、肉に含まれる栄養素、特にビタミンB群とアミノ酸です。肉から摂取できるこれらの栄養素を取り入れることで、うつ病に負けない健康的な心と身体を維持していきましょう。

ビタミンB群

●葉酸(ビタミンB9)

葉酸には、精神状態を落ち着ける効果があります。また、神経や脳機能を正常にキープする効果もあります。セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどを活性化し、向精神薬と併用することで、より高い効果が期待できます。肉類では、鶏や豚のレバーに多く含まれています。

●ビタミンB6

うつ病になると精神状態が不安定になるのは、ビタミンB6の不足が関係していると考えられています。ビタミンB6にはアミノ酸を伝達物質に変換する役割があり、特にセロトニンの生成を手助けします。また、過度に分泌されたノルアドレナリンを抑制する作用もあり、興奮状態を鎮めます。肉類では牛のレバー、赤身に多く含まれています。

●ビタミンB12

ビタミン12には、葉酸と同じような効能があります。不足すると疲労が溜まりやすくなったり、動悸がしたり、食欲不振になったりして、生活に悪影響を与えます。肉類では、特に牛や豚のレバーに多く含まれており、植物性食品からはほとんど摂取できません。胃酸の分泌が十分でない高齢の方や、ベジタリアンの方は、サプリメントからも摂取できます。

アミノ酸

●トリプトファン

トリプトファンは伝達物質の一種であるセロトニンの素材となる栄養素です。必須アミノ酸のひとつにも数えられ、食事でしか取り入れることができません。肉類全般、特にレバーに豊富に含まれています。しかし、トリプトファンをセロトニンに変換させるには、ビタミンB6も必要となります。トリプトファンが不足し、セロトニンが生成されない状況が続くと、うつ病や睡眠障害を引き起こす恐れがあります。

●イミダペプチド

イミダペプチドはアミノ酸の一種であり、優れた疲労回復効果があると科学的に立証されている成分です。高い抗酸化作用があり、活性酸素を除去する作用があります。これによって肉体的な疲労を劇的に回復させ、同時に精神的な疲労感や抑うつ感の払拭にも効果を発揮します。渡り鳥が長距離を飛行できたり、回遊魚が常に泳ぎ続けていられるのも、イミダペプチドを体内で生成し続けているおかげです。食品では、特に鶏の胸肉に豊富に含まれているほか、近頃は、イミダペプチド配合のドリンクからも摂取できます。

うつ病予防におすすめの肉料理

うつ病予防におすすめの肉料理。それは、「焼肉」です。鶏胸肉やレバーなど、うつ病予防に効果的な栄養素を豊富に含んだ肉を中心的に食べていきましょう。

といっても、ただ肉を焼いて食べるだけ、ではもったいないです。ちょっとした工夫をすることで、うつ病予防の効果を劇的に高めることができるので実践していきましょう。

まずは、タレ。焼肉をどんなタレにつけて食べるのかは人の好みによりますが、うつ病予防を第一に考えるのであれば、唐辛子がたっぷり入ったコチュジャンやすりおろしたニンニクを混ぜた特製のタレがおすすめ。ニンニクや唐辛子にはセロトニンの生成を促すビタミンB6が豊富に含まれており、ビタミンB6の摂取を助けてくれるとともに、どちらにも血行の促進効果があり汗をかきやすくなります。発汗にはストレスを解消する効果があるので、うつ病予防にぴったりなのです。

また、鶏の胸肉を入れたスープなどを作ってご一緒に。鶏胸肉に含まれているイミダペプチドは熱で変性しやすく水に溶ける性質がるため、実は焼くよりも煮込んだほうが効率的に摂取できるのです。

まとめ

積極的に肉を食べることで、うつ病予防に役立ちます。バランスの良い食生活こそ健康の源、というのは定説ですが、うつ病が心配なときには、普段よりも肉類多めのメニューを心がけるのもよいでしょう。

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