ハーブティーを飲んでうつ病の症状を改善させる

うつ病の治療

うつ病の治療では、投薬治療を中心として、認知療法や自宅での静養などが行われます。また、民間療法も多くあり、そのなかでもハーブティーを用いた治療の効果が近年注目を集めています。さまざまな薬効を持つハーブのなかには、うつ病の治療に効果的なものもあります。ハーブを使った治療は、自然療法に分類されます。ハーブティーには天然由来の成分のみしか入っていないため抗うつ薬に比べて副作用が少なく、治療を円滑に進めることができます。ここでは、ハーブティーの具体的な効果や種類、そして東洋のハーブティーである漢方茶についてご紹介します。

全身に働きかけるハーブティーの効能体の内からうつ病改善

メディカルハーブは自然治癒力を重視

ハーブはうつ病治療のみならず、さまざまな病気の治療に使われており、特に健康維持や医療のために使われるハーブはメディカルハーブと呼ばれています。近代医学の医薬品が「外から来る病気を撃退する」という考え方なら、メディカルハーブは「自然治癒力によって健康になる」という考え方をしています。複数のハーブを配合したメディカルハーブは全身にバランスよく働きかけるため、自然治癒力を高めてくれます。また、メディカルハーブは医薬品と違って多くの成分がバランスよく配合されているため効き目が穏やかで、副作用がほとんどありません。メディカルハーブを使用することで自然治癒力が徐々に活性化され、健康的な体に近づくことができます。

うつ病の治療にも、メディカルハーブの効果が注目されてきています。落ち着いた気分になれるハーブや活力を取り戻すハーブ、脳の働きに作用して正常な働きにしてくれるハーブなどがあり、これらをブレンドしたものをハーブティーとして飲むことでうつ病の予防や改善が可能です。

うつ病の症状に効くハーブ

ここでは、うつ病の症状に効果のあるハーブをいくつかご紹介します。

・ロディオラ・ロゼア

和名を「イワベンケイ」といい、脳内伝達物質であるセロトニンとドーパミンの濃度を高める効果があります。セロトニンは身体をリラックスさせる伝達物質で、ドーパミンは身体を興奮させる伝達物質です。うつ病患者は特にセロトニンの分泌量が少ないといわれており、この分泌量のバランスを取り戻すことで症状が改善されると考えられています。ロディオラ・ロゼアは特に日中活動するときのストレス耐性を強化させる働きがあり、仕事などの疲れを軽減させることができます。

・アシュワガンダ

インディアン人参とも呼ばれます。インドでよく使用される滋養強壮のハーブで、自律神経の働きを正常化させ、セロトニン量を増やす作用があります。セロトニン量が増えるため身体がリラックスし、イライラや不安感を抑えることができます。不妊症や生理痛の治療にも使われますが、妊娠中は流産の危険性があるので使用を控えてください。

・パッションフラワー

鎮静効果があり、不眠や慢性的な緊張、精神不安などを改善することができます。眠気を誘発させるのではなく、神経を鎮静させるだけなので昼間に飲んでも眠くなりません。そして、夜寝るときにはスムーズに休息できるようサポートしてくれます。同じくリラックスや安眠効果のある他のハーブと配合させるとより高い効果を発揮します。注意点は、抗うつ薬などさまざまな薬との併用ができない点です。また、妊娠中も控えるのが無難です。

セントジョーンズワート

和名を「西洋オトギリソウ」といいます。セントジョーンズワートは抗うつ薬の1つで、SSRIと同様の働きをするため、「天然の抗うつ薬」と呼ばれています。このハーブにはセロトニン量を増やし、自律神経のバランスを整える効果があります。セントジョーンズワートを飲むとまれに胃腸の調子が悪くなる場合がありますが、医薬品と比べると副作用が出る可能性は少なくなっています。なお、妊娠中は使用を控えることが望ましいとされています。

ハーブティーと同様の効果を持つ漢方

中国で発展した漢方の中にも、複数の素材を配合させて飲む漢方茶があります。基本的にはメディカルハーブと同じ考え方で、人間の身体が持つ自然治癒力に働きかけて心身を健康に導きます。

うつ病治療に効果の高い漢方茶には、羅布麻(ラフマ)茶があります。ヤンロン茶とも呼ばれています。羅布麻茶には鎮静効果があり、セロトニンの分泌量を増して身体をリラックスさせてくれる効果があります。その効能は中国で唯一医薬品扱いされるほどで、抗酸化作用により免疫力も高めてくれます。

まとめ

以上のメディカルハーブや漢方茶を使用することで、うつ病の症状の改善が期待できます。メディカルハーブは自分で勉強して配合させる必要があるわけではなく、すでに目的に合わせて配合されたものが販売されています。複数のタイプが販売されているので、うつ病を予防・改善するためにも自身の体調に合わせて選びましょう。

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