自律神経を味方につけて、安眠&うつ病予防を!

うつ病の治療

寝つきが悪かった翌朝のことを思い出してください。いつもでは考えられないようなミスを連発したり、ささいなことに過剰に反応したりしたことはありませんか? 考えがまとまらなかったり、妙に冴えている状態は自律神経のバランスが崩れていることが原因です。自律神経の乱れは深刻な睡眠障害を引き起こし、うつ病に発展してしまう危険性があります。私たちが生きていくために必要不可欠な睡眠。私たちの睡眠には、自律神経と光の関係が大きく影響しています。

交感神経と副交感神経のバランスを取って睡眠障害やうつ病を遠ざける

アクティブな交感神経・マイペースな副交感神経

「就寝前にはスマートフォンやPC、テレビを使わないほうがいい」

このような情報は小耳に挟んだことがあると思います。しかし、ついつい布団の中でスマートフォンをいじったり、寝る直前までテレビを見たりする人も多いのではないでしょうか。電子機器の光源は、私たちが想像している以上に体内リズムに影響を及ぼします。その鍵を握るのが「自律神経」です。

自律神経とは、体の活動を調整するために24時間働き続けている神経です。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。

交感神経は、身体の機能を活発化させる働きがあります。反対に副交感神経は、脳と身体を休ませようと働きかけます。真反対な性質を持つ2つの神経ですが、私たちの生活リズムを整えようとしてくれる共通点があります。

交感神経と副交感神経は“光”にとても敏感です。光を浴びると交感神経が働きはじめ、私たちの日中の活動を手伝ってくれます。太陽が沈むと副交感神経脳にバトンタッチ。脳と体の疲れを癒してくれます。太陽光によって2つの神経が正常に機能しているうちは問題はありません。しかし、交感神経と副交感神経はスマートフォンやPCの光を太陽光と勘違いしてしまいます。夜中に光源のそばにいると、日中だと思い込んだ交感神経が働きはじめて身体が興奮状態に移行し、リラックス作用のある副交感神経は出番を失い、脳と体を休ませることができなくなるのです。

 

快適な睡眠のためには就寝前2時間の動きに注意

自律神経のバランスが乱れると、活動する時間と休息する時間のオンオフの切り替えができなくなります。副交感神経が機能しないと、睡眠障害を引き起こしてしまうケースもあります。睡眠障害は、うつ病のきっかけになる深刻な問題です。睡眠障害を予防することは、うつ病の予防にも繋がります。

睡眠障害の予防で効果的なことは、スムーズに副交感神経へ切り替えることです。交感神経から副交感神経へのバトンタッチには、最低2時間は必要です。食事・入浴・激しい運動。これらの行為は心拍数や血圧を上昇させてしまい交感神経を刺激してしまいます。就寝直前にはなるべく控えるようにしましょう。しかし、就寝2時間前の有酸素運動や、ぬるめのお風呂につかること、食事をゆっくりと味わうこと自体は、心身ともにリラックスできて副交感神経への切り替えをスムーズにしてくれます。

リラックスできるお風呂の温度は、38℃~40℃。20分から30分ほどゆっくりとバスタイムを過ごしてみてください。ベルガモットやクラリセージなどの鎮静作用があるアロマオイルを使うとよりリラックスできます。

また、食事では苦いものや酸っぱいもの、辛いものを食べるといいでしょう。体がびっくりして、排尿や排便などで体外に出そうと働きかけてくれるのです。夕食にわさびやショウガ、レモンや梅干しを取り入れると、副交感神経が効果的に働きはじめます。

 

まとめ

活動を促す交感神経と、休息を促す副交感神経。どちらか一つだけではなく、両方の神経のバランスが保たれていることが大切です。太陽の光をたっぷり浴びて活動的に過ごした1日の最後は、できるだけ照明を落としてリラックスした時間を過ごしてみましょう。少なくとも、交感神経と副交感神経のバトンタッチを妨げないよう、寝る2時間前になったらスマートフォンやPCの電源を切って、明度を落とした部屋で過ごすことを心がけてみてください。そうすることで、身体が自然と眠る態勢に移行します。こういったちょっとした心がけだけで、睡眠障害とは無縁のライフスタイルを築くことができます。

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