うつ病の休職申請には診断書が不可欠!休む際の対応方法を知っておこう

うつ病の治療

うつ病の治療には、一定期間の休職が必要になることがあります。会社に休職を申請する際には、なぜ休職が必要なのかを説明するために、症状や治療に要する期間などを証明しなければなりません。その証明をする役割をするものが診断書です。

この記事では、診断書をもらう意味と、うつ病で休職する際の対応方法について解説します。

うつ病の診断書はもらうのが基本

うつ病は、特効薬を服用すればすぐに治るという病気ではありません。症状に合わせてじっくり時間をかけて治療していく必要があります。とくに、症状が重い場合や、職場環境の影響で症状が悪化する可能性がある場合などは、休職して心をゆっくり休ませることが重要です。

しかし、うつ病の場合、見た目だけでは病状の重さや辛さが周りには伝わりにくいところがあります。休職の申請書類に診断書を添付することが求められるのは、病状や治療に要する期間などを客観的に証明する材料が必要だからです。

うつ病と診断された場合、診断書は休職の申請以外にも必要になる可能性があります。たとえば、公的支援を利用する場合なども、診断書の添付が求められるのが普通です。

うつ病の際に利用できる公的支援には、「自立支援医療」「心身障害者医療費助成制度」「障害年金」「労災保険による補償」などがあります。

うつ病の診断を受け、医師から診断書をもらったら、いきなり休職申請をするのではなく、提出前に診断書の内容を上司に見せて相談しておきましょう。

会社の休職制度も確認しよう

会社によっては独自の休職制度が用意されているケースもあります。休職制度を実施しているかどうかは会社によって異なるため、まずは就業規程に休職制度の記載があるかどうかを確認しましょう。

確認すべき点は、休職中に給与支給を受けられるのかどうか、どれだけの期間休職することが可能かという点です。

正規雇用か非正規雇用かなどによって支給条件が異なる可能性もあるので、その点についてもしっかり確認しましょう。休職期間中の給与支給については、上限が設けられていることもあります。細かい点までよく見ておくことが大事です。

休職制度が実施されていることが確認できたら、どのような手続きが必要なのか、どのような書類を揃える必要があるのかも確認します。もし、勤めている会社に休職制度がない場合は、代わりにどのような対応を受けられるか会社と相談してみることも大切です。

休職中に申請できる傷病手当とは?

傷病手当金とは、病気やケガによって療養が必要になり、休職を余儀なくされたとき、本人や家族の生活を支えるために支払われる公的な手当金です。休職が長引くと、収入が減ることは避けられません。

傷病手当をうまく活用することによって、収入の減少を心配することなく、療養に専念できます。ただし、傷病手当金には4つの支給条件があり、そのすべてを満たしていなければ支給を受けられません。

まず、療養が必要と判断された病気やケガが業務外の原因によるものであることが挙げられます。業務上の原因で療養が必要な病気やケガが発生した場合は、労災保険が適用されるからです。

次に、病気やケガによってこれまで通りの仕事に就くのは難しいということが条件になります。これまで行ってきた作業などができないという判断は自己判断や自己申告ではなく、医師の意見によることが必要です。

休職中にありがちな疑問は?

療養に専念するための休職です。休職期間は、生活のリズムが乱れないように注意し、リラックスして過ごせるように自分なりの工夫をしましょう。規則正しい生活を送るためには、定期的に何かをしたり、どこかへ通ったりするような習慣をつけると良いかもしれません。適度な運動を取り入れるのもおすすめです。

休職中に回復してきたように感じても、自己判断で通院や服薬を止めてはいけません。医師の指導や薬の効き目によって気分が良く感じられる時間が増えているだけで、実際はまだ回復し切っていない可能性があります。きちんと決められたタイミングで通院し、服薬することが大事です。

休職中、医師に相談し、了解を得たうえでなら旅行してもかまいません。場所を変えることが良い気分転換になり、回復につながることもあります。ただし、復職を希望するのであれば、職場の上司や同僚が目にする可能性があるSNSなどに写真や記事を投稿するのは控えましょう。

うつ病などの精神疾患による休職者が職場復帰するまでの平均日数は、厚生労働省の調査によると107日です。しかし、約半数の人が5年で再休職してしまい、2回目の休職では平均157日と長くなるという調査結果も出ています。復職までの期間は個人差があるということも理解し、焦らずしっかり治すように心がけることが大切です。

診断書はしっかり休んで治療するために必要なもの

うつ病の治療はじっくり腰を据えて取り組む必要があります。慌てて職場復帰しても、またすぐに休職しなければいけなくなってしまうのでは元も子もありません。

休職や公的な支援制度の利用を申請する際には、病状や療養に要する期間を記した診断書の添付が求められます。診断書をもらったら、医師と相談しながらゆっくり心を休ませて治療に専念しましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

おすすめ記事