うつ病に大事な自宅療養が難しいケースとその対策

うつ病の治療

うつ病にかかると、休養することが一番の治療だといわれています。壊れかけた心と身体をゆっくり休めるためには、普通であれば自宅が一番です。しかし、自宅にいては十分に休養ができない人もいます。自宅にいては休養にならないケースとはどのようなもので、そのようなときにどのような対策をとればよいのかについて紹介します。

 

一人暮らしなら、実家に帰ることを考えよう

一人で暮らしている人がうつ病を患った場合、自宅療養には気をつける必要があります。
うつ病になると、人と接するのが億劫になったり、動くことそのものが辛く感じたりすることが少なくありません。症状として食欲低下が認められることもあります。一人暮らしであると、食事を摂取しないで、どんどんと痩せていくケースが少なくありません。
食事をしないと身体の衰弱が進んでしまい、心の元気を取り戻すのは一苦労です。ですから、一人暮らしでうつ病を指摘された場合には実家に戻って、家族のサポートを受けることを考えてみるのが賢明です。家族がいると、自分では気がつかない食欲の低下や体重の低下にも家族が気づくので、受診を促してくれたり、診察に連れてきたりしてくれます。
さらに、うつ病になると一日のうちでも気分が大きく変動するといわれています。朝は起き上がるのが辛く、布団からなかなか出られない人も、夕方になると比較的に気分がマシになったりするのです。一人でいると、どんどんと昼夜逆転の生活になってしまい、それがうつ病の治りを悪くしたり、状況を悪化させたりすることも考えられるのです。
うつ病では薬によって治療を行うことも多く、一人暮らしでは誤飲に気がつかない危険性もあります。うつ病になると、どうしても判断力が鈍ってしまうので、薬を飲まなかったり、飲み過ぎたりするリスクも出てくるのです。
なるべく、一人で解決しようとするのではなく、気兼ねをすることのない家族に食事や生活全般のサポートをしてもらえると、うつ病の治療もよりスムーズに運ぶことでしょう。

 

一緒に住む家族が協力的でないなら、入院もあり得る?

家族と一緒に住んでいるからといって、必ずしも協力が受けられる環境にあるとは限りません。子供がうつ病の場合、両親が共に仕事で忙しく、ほとんど自宅にいないということも考えられます。単純に家族仲があまり良くないケースも休養とは程遠い環境といえるでしょう。例え、家族がうつ病の治療に協力的でも、自宅に大きな騒音がするとか、家の環境に問題があることも考えられます。
また、子供でなく親がうつ病にかかるケースも考えられます。子供の年齢が大きいと自宅で休養も可能かもしれませんが、子供が世話のいる年齢である場合には、自宅ではなかなか思うように身体を休めることができないことが予測できます。自宅にいると、食事や洗濯、掃除などどうしても家事が気になってしまうという人もいるかもしれません。心と身体が休まらなければ休養の意味がないので、家族のもとでも休養ができないときには、入院をすすめられることもあります。

 

うつ病での入院生活の流れとは?

うつ病の治療は休養することと、薬物療法を行うことが、一番大切になります。事情があって自宅での休養を断念し入院に至った場合、病院でもゆっくりと休養することが重要です。外来通院が可能な人が入院に至った場合、特に制限されることはありませんから、ゆっくりと休養するために、基本的に自由に過ごすことができるでしょう。主治医の許可があれば、病院外を散歩することも可能です。
基本的に制限されることは少ないですが、生活習慣が乱れると、うつ病が悪化したり、治療が長引いたりします。食事を朝、昼、晩と時間通りに摂取するようには促されることになるでしょう。朝に起きるのが辛くても、なるべく病院の起床時間に起きるように声をかけられたり、夜に眠れなくならないように、なるべく昼寝はしないようにいわれたりしています。
休養と服薬によって少しずつ調子がよくなってきたら、作業療法に参加したり、希望によってはカウンセリングをする機会が与えられたりします。専門家と一緒に、自分を見つめ直したりすることもあります。うつ病の悪化や再発を防ぐには何をすればよいか、専門家を交えて考えることができます。必要であれば、福祉や医療のサービスが検討されることになります。そして、退院を視野に入れた外泊を行い、自分自身でも自信がついたら退院の運びとなります。

 

うつ病の基本は家族の協力のもとで療養!それが無理なら入院を考えよう

うつ病には、休養が一番といわれます。休養するには一般的には家族のもとで過ごすことが一番ですから、うつ病の治療は基本的に外来通院で行うことを考えます。一人暮らしをしている人は実家に戻ることがすすめられるでしょう。しかし、家族のもとにいるからといって、必ずしも休養ができる人ばかりではありません。家族仲があまりよくないケース、家族が協力的でないケース、自宅そのものの環境が休養に適していないケースなど理由はさまざまですが、家族のもとでも休養がしっかり取れないという場合には、入院を考慮する必要があります。入院中は基本的に休養するために大きく制限されることはありません。自宅で心身が休まらないのであれば、入院を考えてみるのもよいでしょう。

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