周りのサポートが鍵! 介護うつにならないために

うつ病に寄り添う

介護疲れによる自殺者数は年々増加傾向にあり、2010年には過去最多を記録しました。高齢社会の進む日本では、介護うつにならないための取り組みが今後の課題になると考えられています。
アメリカのニュースサイトによると、うつ病発症のリスクを高める職業として「介護職」が1位になりました。これはアメリカのデータですが、日本でも深刻な問題となっています。
介護うつを発症させないためには、周りのサポートが必要不可欠です。このページでは、介護に携わる人をどのようにサポートしたらいいのかご紹介します。

介護うつ発症を食い止めるためには周りのサポートが必要不可欠

真面目な人や責任感が強い人ほど介護うつになりやすい

介護うつは、介護に携わる人なら誰しもがなりうる病気です。朝、昼、夜と1日中介護をしていることでの疲労感、いつまで続くか分からない不安感からうつ病を発症してしまうと考えられています。また、介護をしていた家族が亡くなった喪失感で発症してしまうケースもあります。

介護うつになりやすい人は、「真面目な人」や「責任感が強い人」といわれています。「面倒を見る人は自分しかいない」、「他の人には迷惑をかけてしまうから頼れない」など、自分一人で頑張ろうとするあまり、いつの間にか心身に大きな負担が掛かり、やがてうつ病を発症してしまうのです。

うつ病の症状としては、眠れない、何度も夜中に目が覚めてしまうなどの「睡眠障害」、食欲がなくなる「食欲不振」、心身が疲れてやる気が起きなくなる「倦怠感」などの症状がみられます。
うつ病の自覚症状があっても、「介護で疲れているだけかもしれない」、「うつ病の治療をしている暇がない」などの理由から、病院へ行って治療することなく、そのままにしてしまうことがあります。うつ病は、放っておいてよくなるものではなく、どんどん悪化していくものです。最悪の場合、自殺にまで追い込まれてしまう可能性があります。
ですので、介護に携わる人がうつ病を発症していないか、周りの人が早期で気付いてあげることが大切です。「以前はお喋りだったのに口数が減った」、「外出するのが好きだったのに、人と会うのを拒んで引きこもりがちになった」など、うつ病を発症すると何らかのサインがみられます。介護に携わる前と様子が違うと感じたら、介護うつを発症しているかもしれません。

一人抱え込まないよう周りがサポートする 

厚生労働省の調査では、家族の介護をする約70%の人が、ストレスを感じていると回答しています。介護は、自分の時間を削ってまで介護者の面倒を見なければならないため、心身共に大きな負担がかかるものです。近年では、介護によるストレスで引き起こされるトラブルが社会問題にもなっています。

家族に介護者がいるとき、「妻は専業主婦だから任せよう」、「仕事で忙しくて自分は介護する時間がない」などと一人に介護を押し付けるのではなく、家族で協力して役割分担をしながら介護をすることが大切です。経済的に特に問題がなければ、在宅介護などの民間サービスを利用するのも一つの手段です。

また、周囲に介護に携わる人がいたときは、話を聞くことも大切です。介護疲れにより自殺してしまった人のなかには、周りに話し相手がいなくて、一人で辛い気持ちを背負っていたことが原因で自殺した人も少なくありません。人に話すことで気持ちが楽になることもあるため、一人で抱え込まないよう話を聞きましょう。周囲に悩みを打ち明けられる存在がいるだけでも、心強いと感じて介護をする励みになるかもしれません。

まとめ

介護に携わる人のうつ病を予防するためには、周囲の人が素早く異変に気付いてあげることが大切です。家族や友達が介護に携わっているのであれば、介護の協力をしたり話を聞いたりして、心身の負担を軽減できるようサポートしましょう。

 

 

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