転勤がうつ病のきっかけになることも!その原因と対策を知ろう

うつ病に寄り添う

転勤をしてから気分が落ち込んでしまったり、集中力が欠けてしまったり、何だかやる気が出ないという人はうつ病の疑いがあるかもしれません。転勤がどのような理由でうつ病の引き金になるのでしょうか?ちょっとした工夫でうつ病になることを予防することができます。また、転勤をしてきた社員がうつ病になった場合の対応についてなど、今回はうつ病と転勤の関係について紹介しています。

転勤でうつ病が発症する原因とは?

転勤するということは、属する会社に変わりはなくても、職場環境が大きく変わることになります。まず、同僚や上司がガラリと変わってしまいますから、職場での人間関係を一から作っていく必要があります。新しい職場が前の職場とは違う慣習を持っていることもありますし、仕事のペースをつかむまでに少し時間を要するのが通常でしょう。
仕事面だけでなく、引っ越しを伴うケースでは住居環境も変わってしまい、場合によっては単身赴任を強いられてしまうこともあります。住居が変わると、これまでにあった生活パターンが崩れてしまいますから、新しく自分に合った生活様式を組み立てていく必要も出てきます。

このように転勤には大きな環境の変化が伴うことになり、それがストレスとして心身にふりかかります。上手に順応できる人はそのうちに慣れてしまいますが、人によってはストレスを発散できないまま、うつ病を発症してしまうことがあるのです。
うつ病の既往がある人は転勤や転職、引っ越しなど環境の変化を経験しなければいけないときには、心身の変化に注意を払っておいた方がよいでしょう。

転勤によるうつ病を予防するためには?

転勤がない職業に就いている人や転勤を避けられる人は問題がありませんが、職業によっては転勤が多い人もいます。転職が避けられない人は、環境の変化によるストレスを上手に発散したり、ため過ぎない工夫をする必要があります。次のようなことを意識することをおすすめします。

がんばり過ぎない

そもそもうつ病になりやすい人とは几帳面で責任感が強く、自分を追い込む傾向にある人だとされています。常に完璧を求めるのではなく、8割できたらOKとするなどして、自分自身に余裕を持たせるようにします。適度にがんばる力を抜く努力が必要です。物事に優先順位をつけて、できる範囲内で対応していくことも考えましょう。

相談できる人を持つ

ストレスが生じた場合、それを排除できればうつ病への発展を避けることができますが、転勤による環境の変化が生じた場合、それは容易ではありません。そんなときに役に立つのが、相談できる相手を持つことです。心身にストレスを感じても、そこに安心感を与えてやることでストレスを和らげる効果が生まれます。誰かに相談や話をしても、直接的に環境の変化やそのストレスを解決してくれるわけではありませんが、自分は一人でないと感じることが心身に良い影響を与えてくれるのです。

癒される場所や趣味をもつ

人によって安心感を得ることができるように、場所や行動によって癒されることも、心身に良い影響を与えてくれます。「お気に入りのカフェを見つけてコーヒーを飲む」「温泉につかって疲れをいやす」「好きなスポーツで汗を流す」「好きな映画を観る」「ショッピングを楽しむ」など、ささいなことでかまいません。自分がほっとする行動を持ったり、癒される場所を作っておくこともストレスの解消に役に立ちます。

転勤してきた社員がうつ病になったときは?

逆に、周囲に転勤してきた社員がいる場合には、少し気を配ってあげることでうつ病の発症が防げるかもしれません。新しく転勤してきた社員は新人ではありませんから、なじむまでの配慮が欠けることも考えられます。新しい職場や新しい土地に慣れていないということを忘れないでいてあげましょう。まず、職場全体で温かく迎え入れ、少しでも早く職場の雰囲気に慣れるように配慮をすることが一番です。

すでにうつ病を発症しているのではないかと心配な場合は、本人一人で対応させるのではなく、専門家の力を借りるように働きかけてあげることが大切です。職場に健康管理課があるのならばそこで相談するのも一つの方法ですし、自宅近くの病院に通院するのも良いでしょう。早期に治療を開始することが回復に効果的なことはいうまでもありません。症状がひどくなる前に心身を休めることに協力し、復帰しやすいように職場環境を整えてあげることが周囲ができることの一つです。

良いことも、悪いことも、環境の変化はうつ病の原因になり得る

転勤といった環境の変化は心身に大きな負担となるので、上手に対応できなければうつ病を引き起こすことも考えられます。転勤の他にも単身赴任やリストラなども環境が変わることで心身にストレスを伴います。必ずしもマイナスの出来事だけが負担になるというわけでもなく、結婚や昇進といった本来であればプラスとなる出来事も心身にはストレスとして感じることがあるので、注意をしなければいけません。

もともと真面目な性格の人は、特にうつ病になりやすいので気を配りましょう。相談できる相手や心が安らぐ場所を確保することによって、ストレスの解消に努めると、うつ病の予防につながります。
転勤、リストラ、結婚、離婚といった環境の変化によってうつ病を発症していると感じる人が周囲にいる場合、できるだけ早くに専門家を受診できるように働きかけてあげるとよいでしょう。

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