情緒不安定でイライラ?涙が出る!原因と対処について

うつ病に寄り添う

突然悲しくなって涙が溢れてきたかと思えば、今度はイライラして人に当たってしまうなど、どうしても自分自身では自分の感情をコントロールできない状態に陥ってしまう場合があります。

 

ここでは、このような情緒不安定な状態に陥る原因や症状、対処法などを紹介します。何らかの疾患により情緒不安定な状態になっている可能性もあるため、しっかりと知識をつけて自分のこころとからだを守りましょう。

 

情緒不安定になる原因

 

情緒不安定とは、感情の起伏が激しくなり、自分自身の感情のコントロールができなくなる状態を言います。突然悲しくなって涙が出てきたかと思えば、急にイライラして怒り出してしまうというように、激しい感情の起伏が見られるのが特徴です。

 

情緒不安定になる原因はさまざまあり、その1つに身近な人を失うなどの大きなストレスに直面した場合があります。しかし、このような場合、情緒不安定になるのは一時的なものであることが多く、時間の経過とともに感情は安定していきます。また、睡眠不足を始め、カフェインやニコチン、アルコールなどの過剰摂取といった生活習慣、生理や妊娠によるホルモンバランスの急激な変化などが原因で、情緒不安定になる場合も少なくありません。

 

もし、情緒不安定な状態が数カ月続いているなど長期に及ぶ場合は、甲状腺機能亢進症などの身体疾患やうつ病や不安障害などの精神疾患などが原因となっている可能性が考えられます。情緒不安定な状態は誰にでも起こり得るものですが、仕事や人間関係などに支障をきたしている状態であれば、内分泌内科や婦人科、心療内科などを受診して相談するようにしましょう。

 

情緒不安定なときの症状

 

情緒不安定なときに見られる特徴的な症状として、まず常にイライラしていること、さらに激しい感情の起伏が見られることが挙げられます。先ほどまで楽しく会話していたはずなのに、突然怒り出したり泣き出したりしてしまうのです。この感情の起伏は本人でも予測できない場合が多いため、周囲の人間の混乱を招く場合も多く見られます。

 

情緒不安定なときは、特に怒りと悲しみの感情が強く出やすい傾向があります。突然悲しい気持ちが抑えきれなくなって涙が出てきて止まらなくなったかと思えば、突如悲しい気持ちが怒りに変化して他者に怒りをぶつけてしまうといった具合です。特に悲しみが強ければ強いほど、怒りの気持ちも強くなりやすいと言われています。強い怒りを感じているときに、強い破壊衝動に駆られることもあります。特に怒る対象や理由もないのに、何かを壊したいという気持ちを抑えられなくなってしまうのです。

 

また、情緒不安定であるときには、自分に自信が持てなくなることもしばしば起こります。自分の行動や言動に自信が持てなくなるために他人を否定し、自分の正当性を示そうとするのも特徴的な症状です。

 

情緒不安定になったときの対処法

 

情緒不安定になり、感情のコントロールを失ってしまった場合の対処法は、人によって異なるため自分に合った方法を見つけることが大切です。自分に合う方法を見つけて、感情のコントロールに役立てましょう。

 

こころを落ち着ける最も手軽な方法は、深呼吸です。深く息を吸って吐くだけでこころが落ち着くことは多いため、こころが不安定になったときはまず試してみましょう。それでもこころが落ち着かない場合は、その怒りや悲しみを無理に抑えるのをやめましょう。たくさん泣いたり、怒りやイライラの気持ちのままに紙に書き殴ったりしていると次第に気持ちが落ち着くことがあります。自分の気持ちを抑えつけることは難しいですし、無理に抑えつけようとするとさらに気持ちの高ぶりが強くなる場合が多いのです。

 

もし慢性的に情緒不安定な状態に陥るようであれば、瞑想を毎日の習慣にするよう心がけてみましょう。瞑想すると気持ちが落ち着くだけではなく、自分自身と向き合って精神が不安定な理由を見つける効果も期待できます。また、睡眠不足も情緒不安定に拍車をかけるため、こころが落ち着かなくなったらたくさん眠るようにするのも大切です。ゆっくりと入浴してリラックスし、温まった状態で布団に入るようにするだけでも気分が落ち着くことは多いものです。

 

仕事や人間関係などのストレスを抱え、どうしてもイライラが解消できないときは感情のコントロールを失ってしまいがちです。そんなときは、「怒ってはいけない」ではなく「怒っても大丈夫」と自分に言い聞かせ、自分を否定しないようにしましょう。怒ってもいい、泣いてもいいと考えていると、少し気持ちが楽になって感情のコントロールができるようにある場合もあります。

 

情緒不安定は病気なの?

 

情緒不安定になるのは、強いストレス下にある場合など一時的なものであるケースがほとんどです。しかし、長期間情緒不安定な状態が続いている場合は、何らかの疾患が原因となっている可能性があるため注意しましょう。

 

情緒不安定が現れる疾患としては、うつ病や不安障害、双極性障害、パーソナリティ障害、自律神経失調症などさまざまなものが挙げられます。情緒不安定に加えて、意欲や興味の喪失(うつ病)、気分の落ち込みと高揚を繰り返す(双極性障害)、強い不安を感じる(不安障害)といった症状が見られる場合は、一度専門医を受診して相談するようにしましょう。

 

また、女性の場合、生理や妊娠、出産などにより急激にホルモンバランスが変化した際に、情緒不安定になることがあります。特に生理前の3〜10日間に情緒不安定になりやすい場合は、月経前症候群である可能性があるため、婦人科を受診して相談しましょう。ホルモン治療や服薬治療などにより、症状を緩和することができます。

 

情緒不安定な状態は、誰にでも起こりうる正常なこころの動きです。そのため、情緒不安定になったら必ず病気であるというわけではありません。しかし、情緒不安定が原因で病気の早期発見につなげられる可能性もあるため、症状がひどく長期間感情のコントロールがつけられない状態にあるのなら、一度専門機関へ相談してみましょう。辛い状態を1人で抱え込んで我慢するのではなく、誰かに助けを求めることも自分自身のこころとからだを守るためには大切なことです。

 

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