公務員にもうつ病のリスクはある!うつ病改善のために大切なこと

うつ病に寄り添う

定時で帰れて残業がない、仕事が楽といったイメージもある公務員は、うつ病とは無縁と思われがちです。しかし実際は、長時間労働に税金を使っているという責任感が強いため、仕事上で大きなストレスに晒される、うつ病のリスクが大きな仕事なのです。

 

ここでは、公務員のうつ病改善に大切なことや家族のフォローのポイントなどを紹介します。

 

公務員でもうつ病は無縁じゃない!うつ病の基礎知識

 

うつ病は、精神的・身体的ストレスが重なるなどの理由から、脳に機能障害が起こっている状態です。脳機能が低下することにより、憂鬱感や気分の落ち込みなどの抑うつ状態が1日中続き、慢性化します。うつ病になるきっかけは人それぞれ異なり、物事の考え方や生活環境、日常生活でのストレスなどが複雑に絡み合って発症するといわれています。

 

そのなかでも特に大きく関係しているといわれているのは、ストレスです。人間関係や仕事の悩み、引越しや進学・就職などによる生活環境の変化など、ストレス源は人によって異なるため、誰でも発症する可能性があるのがうつ病なのです。

 

「定時で帰れて楽」というイメージのある公務員も、例外ではありません。それどころか、公務員でも部署によっては月の残業時間が民間企業より多いところがあります。数年おきに異動があるため、異動先の業種によっては自分に合わず仕事上での大きな悩みを抱え込む可能性もあります。長時間労働や税金を無駄にできないという仕事へのプレッシャー、仕事や人間関係の悩みなど、公務員にもうつ病を発症するリスクはたくさんあるのです。

 

 

休む勇気を持とう!常に全力で仕事に取り組むのではなく緩急をつける

 

うつ病になりやすい人は、一般的に我慢強く頑張り屋、自分の疲労は無視してギリギリまで全力疾走してしまう傾向があるといわれています。限界まで無理して仕事をして突然うつ病を発症し、大きく調子を崩してしまうのです。

 

そうならないためにも、休む勇気を持つことはとても大切です。休めば余計に仕事が溜まって休み明けに辛くなると考え、休めない人も少なくありません。しかし、うつ病の予防や治療のためには休養はとても大切な要素です。

 

うつ病は、脳を酷使したことにより脳の機能低下が起こっていることが大きな原因です。酷使してしまった脳をしっかり休ませなければ、脳の機能障害はなかなか回復しません。また、うつ病は再発を重ねると症状が悪化したり、再発しやすくなったりすることが分かっています。ギリギリまで脳を酷使しないためにも、普段から無理しすぎず必要なときにしっかりと休養を取ることが、結果的に仕事で大きな成果を出すことにつながる可能性もあります。

 

 

うつ病改善のために!自分でできる大切な3つのポイント

 

うつ病が軽度の状態であれば、セルフケアにより改善につなげることもできます。1つ目は、できるだけ前向きな考え方を心がけることです。「休んでいる間に仕事が溜まってしまう」「出世が遅れる」など後ろ向きなことを考えるのではなく、楽しかった記憶を思い出したり、明日の予定を考えたりしてみましょう。そうすることで、少しずつ気分の落ち込みも軽減されやすくなります。

 

2つ目は、規則正しい生活リズムを身に付けることです。うつ病改善や予防のためには、日光を浴びることがとても重要といわれています。朝きちんと起きて朝日を浴びるだけで、気分は大きく変わります。また、毎日決まった時間に家を出るようにする、1日3食を決まった時間に食べるなどすることも、うつ病改善のためには大切なポイントです。

 

最後に、余力が出てきたら外出して散歩やウォーキングなどの軽い運動にチャレンジしましょう。軽い運動はうつ病の改善に効果的ですし、日光を浴びることで体内時計も調整されます。歩くことで脳に良い刺激を与えることもできますので、うつ病の再発予防にもなります。ただし、医師や自分の体調と相談しながら無理のない範囲で行うことが大切です。

 

家族のフォローがうつ病改善の力になる! 対応時の注意点

 

自分の家族に食欲不振や気分の落ち込み、趣味への関心の喪失、不眠といった、これまでには見られない様子が見られたら、まずはその人の話に耳を傾けましょう。話の途中で相手を否定することはせず、最後まで話を聞いて何を言いたいのか理解するよう努めることがポイントです。

 

ただし、本人があまり話したがらないようであれば、「話せるようになったらいつでも相談して」と伝え、無理強いせずに見守るというスタンスを取ります。

 

もし、様子を見ている中で、以前と異なる状態が長期間継続するようであれば、病院の受診を勧めましょう。うつ病は早期に適切な治療を受けることで、悪化や慢性化を防ぎやすくなります。

 

このときは「うつ病」といわずに「疲れが溜まっている状態が慢性化していて心配」と伝え、できるだけ病院へ付き添いましょう。医師の話を一緒に聞くことでサポートのポイントが分かり、医師へ家庭での客観的な情報を伝えやすくなります。ただし、あくまで本人と医師の会話を邪魔しないように、家族が話しすぎないよう注意しましょう。

 

うつ病の治療には、うつ病への理解がとても大切です。家族がうつ病にかかってしまうととても心配ですが、そのときは無理に原因探しをせずにそっと見守る立場をとりましょう。

 

また、うつ病は頑張りすぎにより発症するケースが少なくありませんので、励ますことで悪化する傾向があります。気分転換のために、旅行や飲み会に誘うことも負担になる場合が多いです。

 

本人に楽しもうという気持ちが出てくるまで、そっと見守ることが大切です。公務員だからと油断せず、もし自分の家族に不調が見られたらできるだけサポートするよう心がけましょう。

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