うつ病って見た目でわかるものなの?うつ病を自覚できない人の特徴とは

うつ病に寄り添う

いつも笑顔を絶やさない人や人付き合いが良い人は、うつ病を患っていても周りからは気付かれないものです。家族であっても、うつ病のサインを見逃してしまうことがあります。しかし、本人や家族がうつ病に気が付かないまま放置してしまうと、重症化してしまうケースもあります。

 

この記事では、うつ病は見た目でわかるのかという点やうつ病を自覚できない人の特徴についてわかりやすく紹介します。

 

うつ病になるとどんな見た目になるの?

うつ病になると、多くの場合にはそれまでの人付き合いを避けるようになります。ふさぎがちになり、部屋からあまり出て来なくなるケースもあるでしょう。うつ病の初期症状には、不眠が挙げられます。そのため、昼間にいつも眠そうな表情をするようになったらうつの初期症状のサインであるケースもあります。また、食欲不振もうつ病の症状であるため、短期間のうちに家族がやせたことに気付いたときには注意が必要です。体重が大幅に減っていても、本人には自覚がないケースもあります。また、それまで楽しみにしてきたことや趣味にしていたことに対して、関心がなくなるのもうつ病の症状です。言葉とは裏腹に無表情になっているときにも、うつ病を発症していることが考えられます。

 

また、表情だけではなく、仕事や家庭内でもミスをしやすくなることがうつの特徴です。普段よりも、集中力が欠けているようにみえるケースもあるでしょう。元気がなく口数が少ないなど、まわりからみて明らかに元気がないことがわかる場合もあります。

 

元気にみえてもうつ病を患っていることもある

うつ病を患っている人のなかには、見た目からは全くわからない人もいます。周囲の人とコミュニケーションをよくとり、笑顔をみせている人がうつ病だとは気付きづらいでしょう。うつ病を患っていても、仕事や家事を精力的にこなせる人もいます。このような状態の人を、微笑みうつ病といいます。また、微笑みうつ病の人は、高機能型境界性パーソナリティ障害と呼ばれることもあります。微笑みうつ病の人には、周囲にうつ病だと気付かれたくないという心理が働いています。特に、責任のある仕事をしている人や管理職の人に、微笑みうつ病は多い傾向があります。周囲へ弱音をもらしづらい環境で、自身のなかに気持ちをため込みがちな人は発症しやすいといえるでしょう。

 

微笑みうつ病の人の多くは、気分の落ち込みを感じていても自分の感情に蓋をして気持ちを押し殺してしまいます。つまり、微笑みうつ病の人は、周囲からみても助けが必要には見えないことがことが特徴です。その結果、症状が重症化してから本人や周囲が気付くケースが多いといえます。

 

うつ病はなぜ自覚しづらい病なの?

うつ病に初めてかかった人は、自覚していないことが多い傾向があります。精神的な疾患にマイナスなイメージがある人は、自身がうつ病だということを認めたくない場合もあるでしょう。また、家族が精神的に不安定になっていることに気付き、精神科への受診をすすめても頑なに拒むケースもあります。これは、完璧主義者の人や責任感が強い性格の人に多いことが特徴です。うつ病の自覚がない人が多い理由には、自分はうつ病になるような弱い人間ではないという心理が働いています。また、仕事などにおいて、職場の人に迷惑をかけたくないという心理や、キャリアに影響を与えたくないと考えることが要因になっている場合もあります。

 

教師や警察官など、責任のある仕事をしている人もうつ病を自覚しづらいといわれています。なお、自身のメンタルの不調にも気付くことが難しいほど長時間勤務をしている人や多忙な人なども自覚しづらい傾向があります。

 

精神科へ行くことに抵抗がある人が相談しやすいのはどこ?

うつ病の自覚がない人は、家族が精神科へ行くことをすすめても行きたがらない傾向があります。プライドの高い人の場合には、家族の話を聞いて逆上するケースもあるでしょう。その結果、うつ病の治療ができず症状が悪化してしまいかねません。そのような場合には、精神科ではなく悩みに関して相談しやすい場所をすすめてみましょう。社内では産業医がいるケースが多く、自身が抱えている悩みを相談することもできます。ストレス社会であるため、産業医にセクハラやパワハラ、人間関係などの相談に来る人は後を絶ちません。そのため、仕事に関する悩みのプロフェッショナルである産業医には、同僚に話しづらい悩みなども打ち明けやすいでしょう。

 

大学においては、付属している健康センターが相談しやすいでしょう。メンタルヘルスサポートを積極的に行っている大学が多く、大学によっては心理カウンセラーが常駐しているところもあります。専門的な場所へ相談したい場合には、厚生労働省の相談窓口などを利用しましょう。厚生労働省には「こころの耳電話相談」と呼ばれる、メンタルヘルスに関する悩みを相談できる窓口があります。

 

うつ病は自分自身で受け止めることが治療の第一歩

うつ病を発症したときには、自分自身で病気を認め受け入れることが治療の始まりとなります。うつ病を受け入れなければ、通院や服薬を続けていくことはできないからです。見た目ではわかりづらいうつ病患者もいますが、小さなSOSのサインを出しているケースもあります。側にいる家族は、その小さなSOSのサインを見逃さずにキャッチするようにしましょう。

 

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