もうダメ!というときの心と薬のお守りを持つ

プロフィール
N.K 30代・女性
自身はうつ病で5年の通院を経て回復。2年後に産後うつから双極性障害で通院の後、小康状態。また、母が重度のうつ病にかかり、完治に至るまでの間の看護経験あり。
お困りごと
お出かけ時の体調不良

 

子供・友人との1年越しのお出かけを前に、体調を崩してしまった・・・

友人に1年前から予約してもらっていたディズニーオンアイス。
前日から体調が悪く、自分達だけで行くのであれば、キャンセルしていました。でも友人との約束ですし、子供も楽しみにしています。
そう思えば思うほど、ストレスで気持ちが沈んでいきました。

加えてこの日は猛暑日で気温は38℃近くになっていました。強い日差し、混雑した電車、賑やかで人がいっぱいのアイスショー!
家を出る前からその大変さを想像するだけでゾクっとしました。楽しいはずのイベントも恐怖の時間のように。

実際、外は体が溶けそうなほど暑く、立っているだけでくらくらとしてきました。無邪気な子供に手を引かれて、やっとのことで駅に着くと、大勢の人。
「もう帰りたい!」と思いましたが、子供のためだと電車に乗り、なんとか辿り着きました。

アイスショーはとても素敵で、現実をしばし忘れさせてくれました。
そしてショーが終わり帰る時間に。ここからが行き以上に大変でした。

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元気が出る薬と、「完璧でなくていい」という心のお守り

うだるような暑さ、来た時以上の大混雑、そこにさらに追い打ちをかけて子供が眠くてご機嫌ななめ。何を言っても「嫌だ。嫌だ。」と駄々をこねる子供に、精神的にも体力的にも限界状態になりました。
子供は大泣きで、抱き上げる力もなく「私も泣きたいよ!」と半ベソを描き、道端に座り込んだ時。
「あっ」と大事なことを思い出しました。

実は私はお守りを2つ持っています、疲れて何もできなくなった時のために。
1つは、「もうダメだ」と悲観した際に飲むお薬〈スルピリド〉を処方してもらっています。これを持っている安心感だけで、疲れて泣きたくなった時をやり過ごせることもあるのです。

そしてもう1つは心のお守りです。
「絶対ちゃんとやらなきゃいけない」という気持ちの代わりに、「電車が怖いなら、タクシーに乗ろう」「ダメなら途中で帰ればいい」という選択肢を持つことです。
山奥に一人きりでもないのだから、大丈夫!
そう自分に言い聞かせたら、だいぶ落ち着きを取り戻し、無事帰宅できました。

お守りが効果が0の日もある

この日はお守りの効果がありましたが、薬も効かず、心の余裕がなくなり帰れなくなったこともありました。

一人で珍しく繁華街に出たとき、最初は気分も良く順調でしたが、だんだん気力も体力もなくなり疲れて、休憩しようと思っても近くには座る場所もありません。
あともう少し、これだけ買えば今日の用事は済むというのに、体が重い。どうしても一歩が踏み出せませんでした。

そう思っていると、どんどん落ち込んでいき、「どうして私はちょっとしたことが出来ないのだろう?」とネガティブな考えが頭を占め、気づくと涙がホロリ。

嫌な気持ちがぐるぐる頭の中を駆け巡り、自分がとても小さな存在に思えて、力が抜け近くの柱の陰にうずくまりました。
数人に「大丈夫ですか?」と声をかけていただいたのですが、頷くので精一杯。

気づくと保育園から、「お迎えの時間過ぎていますけど、どうかされましたか?」と電話がかかってきました。なんと、2時間以上座り込んでいたのでした。

私は急いでタクシーに乗り、お迎えに行きました。

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ダメな日のために、マスクとサングラスも持ち歩く

気を付けているつもりでも、心の持ちようだけではどうしようもない。それがうつ病だと思っています。
あの日タクシーで帰って以来、薬と心構え以外に持ち物が増えました。泣いてしまったときのための、マスクとサングラス!

いつも調子が良いときに思うことは、無理して出かけなくても周りの人は意外と気にしていないということ。調子が悪いと全くそんな気軽に構えられないので、元気のある時に手帳に書いておき、眺めるようにしています。

やらなきゃいけないと思っているのは自分だけかも。
それでも出かけるときは、心とお薬のお守りを持つと安心ですよ。

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