曜日別の薬ケースと家族の協力で管理する

プロフィール
H.K 20代 男性
うつ病で通院して6年目。医師や看護師、精神保健福祉士、ケースワーカー、家族や友人などの支えもあり、発病当初よりは安定して生活できるようになっている。生活訓練施設も併用して多くの人にサポートしてもらいながらできることに取り組み中。
お困りごと
薬の飲み忘れ・中断

一人では服薬の管理ができない

うつ病にかかると自分の判断力が低下して、薬を飲んだのか飲んでないのか全く分からなくなる時があります。
また、自分の独断で服薬をやめてしまうこともあるので、特に家族のサポートが必要です。
きちんと飲んだのか、自分も家族も確認できるので、月曜日から日曜日まで小分けに入れられるように書いてあるケー スはとても役に立ちました。

Fotolia_78418077_Subscription_XXL

「薬を飲むことは悪」という思い込み

うつ病は多少の気の落ち込みであって、「自分の気の持ちようだ!」と安易に判断してはいけません。友人や家族からそう言われたとしても、主治医の言うことをまず第一に信頼したほうがいいと思います。
私は主治医の言うことよりも友人の意見を参考にすることが多かったので、うつ病を自覚するのに時間がかかりました。そして、うつ病を治すための薬を飲むことをとてもためらっていたのです。

私にとって精神科の領域は全くもって未知の世界で、「本当に信用していいのかな?」という猜疑心がぬぐいきれなかったのです。
症状を抑える、または改善するための薬なのに、どうしても「薬を飲むことは悪いことだ」という気持ちがあって、辛い時も我慢して飲まないでいる時もありました。
なにせうつ病の自覚がほとんどなく、薬を飲んでない自覚すら薄かったのですから、病気や薬のことなんかどーでもいいやーとさえ思っていました。
すると、症状は悪化する一方です。早めに症状を改善するためにも、服薬管理をしっかり行いましょう!

薬は継続的に飲んでこそ効果を発揮できる

薬を1日2日飲んだ程度で症状は改善されません。継続的に服薬することがとても大事になってきます。
どうしても一人では服薬管理できない私が活用したのが、100円ショップでも売っている薬の小分けケースです。
うつ病にかかっていると薬を小分けすることすら面倒な時がありますが、そこは我慢して薬局から買ってきた薬を小分けする作業をします。月曜日から日曜日まで、薬の種類と数を間違えないように丁寧に小分けしていきます。

初めは薬を飲むところを家族に見られるのをためらい、自分の部屋に薬のケースを置いておいて、食後誰も目につかないところで薬を飲むようにしていました。 でも、自分の判断力は弱っています。誰も見ていないと、ときどき「飲まなくてもいいや」と思って、ケースに入れていても飲まない時がありました。そんなことをした日には次の日の体調はダメダメです。

考え方を変えて、家族の前で薬を飲むようにしました。薬を飲んだ後の殻ケースも、初めはゴミ箱に捨てていましたが、そのまま薬ケースに戻しておくようにしました。きちんと飲んだことを、自分と家族が確認できるからです。

Fotolia_62586293_Subscription_XXL

体調管理に責任を持つ

薬を飲むことも、自己判断で服薬をやめるのも自分です。自分の体調管理には責任を持ちましょう。決して主治医や家族のせいではないのです。誰かのせいにした分、それは自分に跳ね返ってくるものだとつくづく思いました。
信頼できる主治医の話をよく聞いて、服薬を守ることは基本中の基本だと思いました。

私は自己判断で服薬をやめた時がありましたが、その時は挙動がせわしくなったり、家族に攻撃的な言葉を投げつけたりしていました。
その原因に気がつくのには時間がかかりましたが、ポイントはなにせ「服薬」です。
「自分の身体は丈夫だから大丈夫!」とタカをくくると後で痛い目にあいます。

うつ病と診断されたら、今は体と心を休める時期なんだと思って、ゆっくりゆっくり薬を欠かさず飲みながら、周囲との関係を見直してみてはいかがでしょうか。
きっと新しい自分に自信が持てるようになる日が来ると思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめ記事