眠れなくても大丈夫と開き直り、リラックスする

プロフィール
Kwon Jason 
20代 男性
大学2年次に自分の体力や精神力の限界を超えたハードワーク(勉強やバイトなど)と人間関係のトラブルから不眠症に陥りうつ病を発症。海外留学で一時的によくなるも、帰国後再発し、現在は双極性障害で投薬治療中。
お困りごと
極度の不眠

睡眠導入薬や睡眠安定剤を規定量以上飲んでも全く寝付けない

私は不眠症が悪化し、うつ病を発症したのですが、不眠(眠れない状態)には今でも困っています。
主治医と相談しながら薬を選び、効果があるかないか、副作用はどうかなど、確認しながら薬を変えていくといった、まるで睡眠導入薬、睡眠安定剤の治験のような状態が続く日々がありました。
今では自分に合った薬があるため安定していますが、そこに至るまでのエピソードを紹介させていただきます。

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眠れない焦りから睡眠薬を乱用する

「眠らなくては明日体が持たない!」
不眠の時はそんな焦りが一晩中続きます。寝返りを何度繰り返しても眠れず、アイマスクをして無理矢理まぶたを閉じさせても全く眠れません。我慢ができない私は寝付けない夜はいつも、薬を決められた量の倍飲んで眠くなるのを待ちます。

その日はそれでも寝付けず、最終的に頓服薬(症状のひどい時にのみ用いる薬)に手をつけました。そうすると、やっと眠りにつけたのですが、医者に言われている量の倍の睡眠導入薬に睡眠安定剤、そして頓服薬を飲んだせいか、起き上がれず、眠気も取れず、2日半ほどベッドの上で眠り続け、やっと目が覚めたときは、時計や携帯電話を見ると日付が「明日」ではなく「明後日」になっていたのです。

睡眠薬乱用のつけを払う

起きたら2日後であったことに、さすがに驚きは隠せず、目覚めたのも丑三つ時で、心が全く治まらず、不安と恐れが大きく、パニック状態に陥ってしまいました。
そして、陽が昇り、心のパニックが落ち着くまで携帯電話を切り外部からの連絡を全て遮断しました。トイレやお風呂に行くことはなんとか可能でしたが、まっすぐに歩けない状態で、千鳥足状態だったのを鮮明に覚えています。

上手に歩けない、動けない、ふらふらして立っていられない、そんな状態が長時間に渡って続き、その間ベッドで横たわっていました。

幸い、枕元に水を置いていたので、適度に水分補給をしては壁を伝ってトイレに行っての繰り返しです。まさにお酒を飲み過ぎてアルコールを体内から追い出しているような状態でした。

少しずつ真っ直ぐに歩けるようになった後に、何度も顔を洗い、体が楽になったところで少しずつストレッチをしました。ほぼまっすぐに歩けるようになってから外出して太陽を浴びました。車の通らない道を歩いて芝生やベンチなど休む場所がある公園へ行き、ストレッチをしては深呼吸するを繰り返して、太陽の眩しさを感じ、家へ戻りました。最後にコーヒーを飲んでやっと体が元に戻りました。

薬を抜く際、時計や携帯電話を見ると不安感、恐怖感に怯えたのを覚えています。「どうして、こんなに眠ってしまったのだろう。やることがあったのに、約束があったのに」などを自分を責めてしまいました。そのため、時計や携帯電話を見ないようにしていました。

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専門家と相談し、合う薬と正しい知識を得る

後日、薬の乱用をしてしまい、大変だったことを主治医に話しました。先生によると、うつ病患者の中で不眠がひどい人は特に、薬乱用の習慣があるということです。先生の笑顔と他の患者さんの体験談を聞いた時は「自分だけじゃないんだ」と思い、安心したことを覚えています。

そして先生は同系統のワンランク上の薬を処方してくれました。その際、教えてくださったことは、最初は乱用しないためにも強い薬を半分に割って飲んで数時間待つということです。その際に眠ることに焦ってはいけないと。
先生曰く、人間は眠れなくても横になるだけで、3割体の疲れがとれるとのこと。薬を服用した後は、リラックスすることが大事だと言われました。

私の場合ですと、カモミールティーを飲んで心を落ち着かせたり、お香を焚いて優雅な空間を作ったり、音楽を聴く、もしくは「ドラえもん」や「サザエさん」といったらハラハラやドキドキしないアニメなどを見て、リラックスを心がけます。

今は自分に合った薬が見つかり安定していますが、時たま、どうしても眠れない時があります。そんな時でも、再度同じ経験はしたくないから、無理に眠ろうと焦らなくなりました。その時こそ、リラックス状態を作って横になる、薬の用法・容量はしっかり守る。そう私は学びました。

 

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