結婚に際して親族に引け目を感じるなら覚悟を決めて!

プロフィール
野坂キコ 30代 女性
うつ病で5年の通院を経て回復。2年後に産後うつから双極性障害で通院の後、小康状態。重度のうつ病から完治に至った母の看護経験あり。
お困りごと
婚約者の家族への告白

親族にうつ病を理解してもらうのはまだまだ難しい

うつ病で休職していた当時、うつ病の私を優しく支えてくれた婚約者がいましたが、婚約者の家族には理解してもらえず、結局破談になってしまいました。本人同士だけでのことでは済まされないのが結婚。親族からの理解を得るためには、うつ状態を脱した後に決断をしましょう。

うつ病を理解してくれた婚約者は大事な存在

20代の時、結婚を前提にお付き合いしていた彼がいました。順調にいっていた二人のお付き合いでしたが、私は仕事や家庭のストレスで頭痛が始まり、落ち込むようになりました。病院を転々とし、最後にたどりついたのは精神科で、「うつ病」と診断されました。まさか自分が精神科に通うなんて!と現状を受け入れられない私を、本やネットで対処法を調べて支えてくれた彼。いつも優しく穏やかで彼の存在だけが私の味方のように感じ、とても大事な存在でした。

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婚約者の実家で意図せずうつ病が知られてしまい…

年末、遠方の実家に里帰りする彼は、私を両親に婚約者として紹介するために実家に行こうと誘ってくれました。病気のことがとても不安でしたが、体調は安定しており一緒に行くことに。
そして彼の両親や兄弟、高校時代の友人まで勢ぞろいし、わいわいと食卓を囲み楽しい時間が過ぎました。「こいつのことよろしく!」と友人から、「息子と末永く仲良くね」とご両親から言われ、彼との将来が明るく輝いて見えました。
そして、夜になり、もう一泊していかないかと聞かれた時のことです。
「予備の薬がないので…すみません」と睡眠薬がないことをつい口を滑らせてしまいました。案の定「何かの病気なの?」と質問攻めに、私も動揺してしまい上手く説明できず泣いてしまいました。その様子を見て、彼のご両親は私と彼との関係を心配するようになったのです。

結局、婚約者とは別れることに

その後、両親からの理解が得られず、うつ状態が酷くなった私との間で彼は板挟みになりギクシャクしてしまい、お別れすることになりました。今振り返ると最初にきちんと説明が出来ていれば、ご両親を心配させず、自分自身にも引け目を感じずに理解してもらえるように話ができたかもしれません。本人同士の意思疎通がちゃんとできていれば、時間をかけて周りに認めてもらうこともできたでしょう。
すべて「○○していタラ」「○○していレバ」と後悔の言葉ばかり。
彼と別れた次のお正月に来た、彼の友人からの「末永くお幸せに!」という年賀状がとても悲しく思えました。

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最近では「うつ病」のイメージも少し良くなってきているように感じますが、結婚など婚姻に関係する大事な時には、当事者以外に理解してもらうのは難しいかもしれません。そんな時は焦らず本人同士がしっかり気持ちを確かめあって、「うつ状態」が良くなってから一大事は決めるといいのではないでしょうか。

婚約者と別れた時には、一生幸せとは縁がないと絶望の中にいましたが、今は理解してくれる人と出会い、新しい家族を持つことができました。現在の苦しみは、ずっと続く訳ではないのだと長い目を持って、数年後はきっと良くなると信じて、出来ることから少しずつ進んでいくのだと今でも常に心に誓っています。

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