「働き続けること」を目標に会社、上司に相談、報告する

プロフィール
まめのすけ 30代 男性
受験勉強中の18歳で気分変調性障害を発症。動けないほど重症にはならないが、長く患うのが特徴で、以後うつ病歴18年。不都合を抱えながらも何とか生活を続け、最近は快方に向かっている。
お困りごと
再就職での疲れ

再就職して直面したのは予想以上に「疲れる」こと

うつ病歴18年です。社会人になってから退職と再就職、休職と復職を数回くり返しています。昨年の夏頃から体調が改善してきたので就活を始め、秋口に再就職できました。昨年いっぱい1日5時間の時短勤務で働いてから、正規の勤務に戻りました。

今回は障害者採用でした。障害者手帳を持っている人を積極的に雇用する制度で、会社全体でうつ病への理解があります。身体障害者の方も一緒に働いているような職場です。採用が決まったときも、職務遂行のための希望を全て聞き入れてもらいました。なので、こうした企業に就職できて本当によかったと思います。
でもそんな理解のある会社でも、就職して数週間経つといろいろと困ったことが起きました。
想像していた以上に、疲れてしまうのです。

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仕事以上に大事な「休息」

数年ぶりの会社生活でしたので働けること自体がとても嬉しく、かなり「頑張って」しまいました。帰宅しても仕事の資料を読んだり、教えられた業務内容を復習したり。でもその数日後、初めての週末に12時間くらい寝てしまったのです。
さすがに疲れているのだな、と悟りました。私の場合、肉体的な疲労が重なると気分が沈む傾向にあります。だから「これは危ない!」と思って、自宅で仕事の事を考えることは止めました。
終業時間を迎えて会社のドアを開けた瞬間から、仕事のことは忘れるようにしたのです。
そして帰りの電車も急行を止めて、各駅停車に乗るようにしました。これだと倍の時間がかかりますが、確実に座れます。ちゃんと座って、それまでの疲れを軽くするように心がけました。
また小学生並みに早く就寝するようにしています。寝付きは悪くても、できるだけ早く布団に入るようにしました。

 

仕事の目標は「働き続けること」

こうした状態を受けて、上司には「業務内容の習得は時間がかかるかもしれませんが、仕事のことは自宅には持ち帰らないようにしたい」と説明しました。
これには上司も納得してくれたのですが、反面「そこまで頑張ってたの?」と驚かれてしまいました。また「頑張るのもいいけど、疲れないようにしてください。今は仕事を覚える以上に、会社生活に慣れることが大事です。ゆっくり覚えて、長く続けるように」と注意されました。
こうして、障害者雇用で採用された人間にとって大事なことは、「継続すること」だと気づきました。

法律(障害者の雇用の促進等に関する法律)によって、従業員が50人以上の会社では、2%以上の障害者を雇用する義務があります。だからこそ企業も障害者雇用に積極的ですし、特別のコストをかけて採用しています。
だから会社側としても、辞められては困ります。せっかくかけたコストが台無しになってしまうし、課せられた義務がクリアできなくなってしまうからです。
こうした事情があるため、採用された側もちゃんと自己管理をして「働き続けること」こそが、大きな仕事であり「責任」でもあるのだ、と気づかされたのです。
だから今の私の仕事は、「働き続けること」だと割り切っています。それこそが会社から求められているはずです。

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上司には勇気を持って相談する

こうした社風ですし、上司も障害に理解のある人です。だからこそ、何か困ったときには報告と相談をするようにしています。どんな小さなことでもいいから、「困ったこと」は気づいたうちに解決しておくべきでしょう。例えば「疲れないように休憩が欲しい」とか、「仕事の納期に余裕が欲しい」といったこともです。健康な人であればなかなか言えないことではありますが、障害者にとってはかなり大きな問題です。でも「働き続けること」が大切なのだから、絶対に必要な相談だと思います。
もちろん管理職は多忙ですので、気づくたびに声をかけることは気が引けます。
だから「困ったメモ」をつけています。「こういうことに困っている」「こういうことを改善したい」というメモをストックしておいて、後々自分で整理した上で相談するように心がけています。

せっかく再就職できたのだから、できる限り長く働き続けたいものです。
だからこそ今は、無理をしないように心がけています。仕事も覚えたいし、ブランクを取り戻したいし、毎日焦ってばかりです。でもその焦りが禁物なのだと、自分に言い聞かせています。

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