「○○をしたい」と思うことさえ行動と認める

プロフィール
A-A.D 30代 女性
留学経験、家庭環境、定職が見つからない焦りなどからうつ病に。4年程経ち、良くなったと思った頃、詐欺被害等が重なりうつ病、パニック障害を併発。結果7年程通院。現在は結婚して海外で生活。環境の違いから鬱状態になりやすいが、自分なりの克服法にて対処中。

お困りごと
何もしない一日への後悔

 

起きるのさえ億劫で一日何もしない。そんな自分が嫌になる

最初は考えるのも嫌で、起きて一日が始まると思うだけで動くのも嫌。周りからは一切努力しているように見えないと言われたりしました。毎日少しずつ自分なりの努力を重ねても、全く何も変わっていないように思える日々から抜け出し、自分が行動するきっかけとなった考え方をご紹介します。

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普通にできて当たり前のことができない

朝、目が覚めた時、布団の中でボーっと目の前にあるものを見て、何となく、本読みたいな。ゲームしようかな。お茶飲もうかな。と考える。そのためには起きなくちゃいけない。そう思うと今度は、起きたら顔洗って、歯磨いて、朝ごはん食べて、着替えて…起きたら、一日が始まってやらなくちゃいけないことがたくさん出てくる。
当たり前のことかもしれないですが、この頃の私にはとてつもなく体力と気力が必要なことでした。この当たり前のことをするというのを考えただけで、いっそう気が滅入って、やりたくない、起きたくない、となり布団から出ない。そして、何もしなかった自分に嫌気がさすのです。

「起きたんだから何もしなくてもいい」という母の言葉

抗うつ剤の継続で安定していた時、起きて普通に母と朝食の時間を取ることが出来ました。
母が「起きれたじゃない。今日はもう大丈夫ね」と言いました。
私には全然大丈夫だと思えませんでした。私の中では起きただけだったからです。
「起きたけど、何もしたくないよ」と母に言いました。
すると母が「起きたんだから、何もしなくてもそれで良いんじゃないの? したかったらすればよいけど?」。そう言ったのです。
母は、私が今まで起きなかったのに起きて一緒に朝食をとったことを、すでに私が行動を起こした日、と認めてくれたのです。

母は私に、一日ちょっとずつでもよいのだと気がつかせてくれました。
その後私の考えが少し変化しました。
起きられなくても、考えたということは自分の中に少しでも興味や、やろうという気があるんだ! 大丈夫考えられた! 一歩踏み出した! じゃあ、とりあえず、寝ないでその場に座ってみよう。それで何か飲んでみよう。
そう、布団の上に座るだけでも、自分で動いたんだと勇気が持てました。

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その時の気分に従って動くで構わない

そうはいっても、予定を立ててしまう私。結果、予定通りに動けなくてふさぎこむ。
そして、また母の言葉に救われました。お昼頃に起きて紅茶を飲みながら、何となく散歩したいな…でも、その前にメールチェック、でも部屋の掃除を先に、などと考えていると、母が「今日何かする予定ある?」と聞いてきました。
「なんで?」と聞き返すと、「一緒に買物行ってもらえるかと思って」。
「う~ん。掃除して、メールチャックとかやる順番考えてた…でも一緒に買物行くのもよいかな…」。「じゃあ、最初に一緒に買物行きましょう!」
「え?でも掃除…」。
「今、一緒に買物もよいかな?って思ったんでしょ? じゃあ、一緒に行きましょう。順番通りに行かなくても、その時に行動できそうなことをすればよいわよ」。
そう言って、一緒に買物に行くことになりました。

その母の言葉が、
 考え抜いて計画ができなくても、急に目の前に本があってペラペラめくった。
 それも今、自分が興味を持ってしたいと思ったこと。
 気分で動いたことすら十分自分のしたいこと。計画通りじゃなくてもよいんだ。
そう気づかせてくれました。

何もしてないことはない

それでも、夕方になると今日何したんだろう…何もしなかった。と思うことがありました。
でも、自分の安心できるお茶を飲んだり、音楽を聴いている時に、「布団から起きたこと」、「音楽を聴いたこと」、どんな小さなことでも、自分が動いて五感を働かせたことを思い出して、「何かした」と思うようにしました。好きなことをするのは、心を落ち着かせて、ゆっくり考えるのに最適でした。
そして、なにより、母の言葉に救われました。

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